とある場所でのこと
顔見知りの女性の清掃員さんと 出逢う
‥‥何やら 腰を痛めていらっしゃるような?
とりとめのない会話をしているうちに
やはり おっしゃった
「腰を 痛めてしまって‥‥
先ほど ふとした拍子に
あの方に 買い物を頼まれたんですが‥‥」
下の方にある品物に 手を伸ばしかけながらも
下を向くだけで 痛みが込み上げるような、ご様子
「あ、取りますよ
これですか?
これもですか?」
「ありがとうございます‥‥」
それから もうしばらく お話したあと
ゆっくり ゆっくり 足を伸ばされて
行かれました
その女性に 買い物を頼まれた方も 存じていますが
特に 他意はないのでしょうが
それは、その買い物は
その女性の仕事ではない
まったく 私の想像です
その女性は、好意から これまでも 引き受けてこられたのでしょう
買い物を頼まれた方も 感謝なさっていることでしょう
それでも そこには 利害関係がある
その女性は その頼まれたことを断ると
ご自分の仕事を 失うかもしれない‥‥という不安をお持ちなのではないかな
そして、買い物を頼まれた方は どこかに 行きすぎた職権のような感覚が おありなのではないかな
だから どうした!?
なんだけど
そんなことが
私自身の中にも いろいろ浮かんで
私自身の中にこそ いろいろ浮かんで