「わぁ‥‥」
ベランダに ゴミを出そうとしたら
雲の合間から のぼってゆく
月に 出逢いました
「かあさん、喜んどる 喜んどる」
お姉ちゃんが 言います
「あのね、月と言えば 地球と太陽の距離が‥‥」
なんたら かんたら‥‥
さっぱり わからない
「月を見たら 『あぁ、月が出た（ほぉ）』よ」
「いやいや、聞いて!!」
「（そういうの、あんまり 聞きたくないけど） はいはい‥‥」
「月と地球の距離は 太陽と地球の距離の 約400分の１
月の大きさは 太陽の約400分の１
地球から見たときに 月と太陽が 重なるように見えるのは、その400分の１と400分の１による奇跡なんよ
月と太陽が 重なって見えるのは、条件が揃ったときの地球からだけなんよ
すごいことだなぁ～って 思ったんよ」
母は 理解するまでに、紙に書いて 説明を３回 聞きました