会話が苦手な人が 結構いるんだなぁって思う。

私は『人』が苦手なだけで、『会話』が苦手だったことはないなぁって思って、違いを考えてみた。

私のルーツは、伊勢神宮の参道でお店を手伝っていたこと。

私は参拝客を相手に接客をしていたので、ほとんどは『初対面』の人と話をすることになる。

日本全国の人

日本へ旅行に来た外国の人

奉納相撲に来る相撲取りの人

目の前にいる『その人』だけ を相手にしていると、お客さんを捕まえ損ねる。

私の目は 前以外に 左右にもあり、

私の耳は 頭上で集音機能があった。

今でも仕事中は、私の耳は 頭上30cmくらいのところにあって、

足音に聞き耳を立てたり、布を切る音やレジの音に集中して、
お客さんを待たせることなくレジに入って、会計をすることを心掛けている。

目も横にも後ろにもある。

話し好きのお客さんと話をしていても、『聞きたい様子』のお客さんが目の端に見えたら、そっちに向かう。

つまり、1対1 ではなく、1(私)対 多数(お客さん) が、私の原点なのかも知れない。


お客さんに対して自分の話ばかりする店員 ってのは、鬱陶しい。

店員は、基本 お客さんの話を聞く。
世間話であっても、家庭の話であっても、職場の話であっても、愚痴であっても。

お客さんは、お金を払ってまで 店員の話なんて聞きたくないもの。


で、話しが苦手って人は、ちゃんと相手と『対面』してる、1対1で ちゃんと対面してるんだってことに気がついて、

偉いなぁ
凄いなぁ
って、感動したの。

大勢人がいても、1対1 で、真摯に相手と向き合ってるって、凄いなぁって。


ちょいと づつく