北海道は超大物でも本州小物並の出会いがあります。
鹿猟の究極の目的は大物です。
北海道では積雪により鹿が一斉に山を降りますが本州ではありません。
またボス争いやNO.2以降のオスのアピールも本州では見られません。
そんな理由から本州では殆どメスと小物オスだけで3段角は余り捕獲出来ません。
本州の大ベテランが狩猟人生の締め括りに3段角の捕獲を目指して多数おいでになられた事がそれを物語っています。
平均捕獲率でも本州の0.05頭/日-人に対して2.1頭/日です。
更に大物捕獲率は22.1%で0.44頭/日、超大物率も3.0%で0.065頭/日です。
つまり超難易度と言われる超大物捕獲の方が本州鹿小物より簡単に撃てると言う事になるのです。角長70cm超の普通大物なら0.44頭/日ですから本州よりも8.8倍も撃てる事になります。
北海道猟では本州猟の経験の有無の差が殆ど出ず、むしろ未経験者の方が早く上手くなれます。過去の例を見ていますと3年以内(実猟12日以内)に平均値になってます。
確実な捕獲には50m全弾5cmが必要でこれには要3年です。
一方エゾ鹿に迫力負けを克服するのも要3年です。
この二つは並行で上達させる事が可能です。
憧れの超大物を目指すなら、まずは来てやって見てがベストです。
エゾ鹿80cm超の捕獲記録
(1993~2011の33/1118頭、赤字:生徒の捕獲)
NO. 角長 年月日 捕獲場所 備考
1 88cm 1998.12.27. 根室ポニー 88cm 1頭
2 87cm 2008.01.16. 根室初田牛ファン誌 87cm 1頭
3 86cm 2002.11.23. 滝上白鳥 86cm 4頭
4 86cm 2008.12.18. 根室モンゴル丘
5 86cm 2009.01.11. 根室モンゴル丘
6 86cm 2011.01.21. 根室東梅
7 85cm 2005.12.23. 根室モンゴル丘 85cm 2頭
8 85cm 2009.12.18. 根室東梅
9 84cm 2000.11.05. 糸魚沢 84cm 3頭
10 84cm 2007.10.31. 紋別中猪骨
11 84cm 2011.11.09. 滝上共同牧場
12 83cm 2009.01.20. 根室初田牛 83cm 2頭
13 83cm 2010.12.27. 根室モンゴル
14 82cm 2002.01.30. 根室モンゴル3頭 82cm 5頭
15 82cm 2004.10.31. 滝上サックル
16 82cm 2007.01.12. 根室初田牛
17 82cm 2007.01.17. 根室初田牛
18 82cm 2008.01.24. 根室東梅
19 81cm 2005.11.12. 紋別鴻之舞
20 81cm 2008.11.23. 雄武 S生徒 81cm 7頭
21 81cm 2009.10.31. 滝上モセ
22 81cm 2009.11.06. 滝上サックル O生徒
23 81cm 2009.11.26. 紋別鴻之舞 K生徒
24 81cm 2011.11.08. 滝上サックル
25 81cm 2010.12.19. 根室モンゴル1000頭目
26 81cm 2011.12.21. 姉別
27 80cm 2005.11.22. 滝上3区 S生徒 80cm 7頭
28 80cm 2008.11.23. 雄武
29 80cm 2009.01.08. 根室東梅
30 80cm 2009.12.27. 根室モンゴル
31 80cm 2010.01.17. 根室モンゴル
32 80cm 2010.12.22. 根室東梅
33 80cm 2011.01.23. 根室モンゴル
85cm以上7頭、80cm以上超大物25頭、
滝上地区11頭、根室地区22頭、計33/1118頭。
超大物捕獲分布 33/1118頭
― ― ― ― ― ― ― ○ ○
― ― ― ― ― ― ― ○ ○
― ― ― ― ― ― ○ ● ○ 5頭
― ― ○ ― ― ― ○ ● ○
― ― ○ ― ○ ― ○ ● ○
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○ ○ ● ○ ● ○ ● ● ●
88 87 86 85 84 83 82 81 80cm角長
●:紋別地区の捕獲、○:根室地区の捕獲。
全体の捕獲は紋別地区11頭、根室地区22頭、計33/1118頭となっています。
85cm超は紋別地区が1/11頭だけとなっており、80~84cm超大物が10/25頭である事を考えると事実上紋別地区において角長Maxは85~86cmにあると思われます。