恋愛小説はお好きですか。

 

読書好きのアメリカ人の英会話の先生に勧められ、今回はじめてアメリカの恋愛小説を読んでみました。その本は、『Love & Other Words』(2018年)です。

 

 

 

筆者は、クリスティーナ・ローレンです。ひとりの人の名前かと思いきや、クリスティーナ・ホブスとローレン・ビリングスという二人の女性による共同執筆です。彼女たちの著書の19冊がニューヨークタイムズでベストセラー小説に選ばれ、30ヵ国以上の言葉に翻訳されています。

 

物語は、サンフランシスコ近郊の小さな町で、マーシーとエリオットが隣人として出会うことから始まります。マーシーは母親を癌で亡くし、父親と二人で暮らしています。一方、エリオットはにぎやかな家族構成です。10代前半で知り合った二人はやがて恋に落ち、喧嘩をし、11年後に再びつながります。

 

物語は「現在」と「過去」を、章毎に行き来しながら進行し、読者に全体像を徐々に明らかにしていきます。ロマンスだけでなく、登場人物の内面や感情にも焦点を当てており、読み手を引き込む要素がたくさん詰まっています。

 

さて、難点が一つありました。恋愛小説らしく、露骨な性描写も含まれるこの作品。隠語であろうと予測できても、スマホの英語辞書や翻訳ソフトでなかなか意味が見つけられないことがあります。そこでチャットGPTを活用。一段落丸ごと文章を入力し、和訳を依頼したところ、使用ポリシーに反する可能性があるというメッセージが返ってきました。性的表現を英語で理解するのは、ハードルが高いようです。

 

普段選ばないジャンルの本を読んでみるのは、新鮮な感覚でした。勧めてくれた友人に感謝です。表現的には読みやすいですし、はじめての恋愛小説として楽しめる本でしょう。若々しい恋愛は、春にピッタリ。いかがですか。。。