教育学者・森信三さんの

「人間は一生のうちに逢うべき人には必ず逢える。
しかも、一瞬早すぎず、一瞬遅すぎない時に」


という言葉が好きです。

20代のダメダメ営業マン時代に、
上司からこの言葉をプレゼントされて以来、
いつも心の中にあります。

そして、
「出版も同じだなあ」と
最近つくづく思います。

「本は『出るべきタイミング』で必ず出せる。
しかも、一瞬早すぎず、一瞬遅すぎない時に」


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出版は、
「とにかく早く出したい!」
と強く思い過ぎる人ほどなかなか出ない。


「自分のベストタイミングでベストな本が出せる」
と信じている人ほど早く出ます。

自己都合で

「とにかく早く出したい!」
と思い過ぎると、
「それはあなたの都合ですよね」
と編集者に感じさせてしまいます。
編集者にも編集者の都合があるからです。


もちろん
「少しでも早く本を出したい~!!!」
と思ってしまう気持ちはよーくわかります。

ところが、

その気持ちが強すぎるあまり出版を急いだ結果、
自分の思うような出版にならずに後悔する人を

山のようにみてきました

商業出版は、出版決定から本の内容、出版時期に至るまで、
すべてが出版社のスケジュール次第。



つまり、
「出版は自分がコントロールできないことが多い」のです。

ですから
そこに意識を向けすぎると
「ムダな努力」をすることになってしまいます。

本の出版で重要なのは、
「自分のコントロールできること」に意識を集中すること。
(「ノウハウ化する」「企画書を書く」「はじめに」を書くなど)

一方、
「自分のコントロールできないこと」は手放すこと。
(出版決定を急いだり、出版時期を急いだり)



その方が結果的に、早く本が出ます。

さて、冒頭の森信三さんの言葉には続きがあります。

「縁は求めざるには生ぜず。
内に求める心なくんば、たとえその人の面前にありとも、
ついに縁は生ずるに到らずと知るべし」


大切な人との出会いも、求める心がなければ縁がつながらないように、
出版も志さなければ本は出ません。

ぜひ「必ず出版する」という志を持ちながら、
「自分のベストなタイミング」
で本を出してくださいね。

OCHI企画では、
「ベストなタイミングで本を出すあなた」
を応援していきます!

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OCHI企画
越智秀樹
https://ochikikaku.com/

次回のブログは3月3日(日)に
配信予定です。
お楽しみに!