「こんなこと誰でも知っている」
「あの本にも書いてあるから、同じことを書いても仕方がない」
「どの本にも書かれていない新しいことをたくさん書かなくては」
「自分のオリジナル要素をもっと入れないと本は出せない」
‥‥‥
なんて思っていませんか?
そんなことはありません。
「7割は読者が『知ってること』を書いた方がいいんだよ」
駆け出し編集者時代に、
歴史作家の童門冬二さんから、直接教わったことです。
・・・・・
なぜ
「読者が知っている言葉」
「読者が知っている内容」
を書いても大丈夫なのか?
読者は「新説や新情報ばかりを求めているわけではない」
からなのです。
読者は、
「自分のやり方で大丈夫なんだ」
「この間学んだこと、やっぱり大事なんだ」
と答え合わせをしています。
ですから、
「それ知ってる!」
「それわかる!」
と思わず相槌を打ちたくなるようなことを7割。
残りの3割で、
「それ知らなかった~」
「そうだったんだ~」
ということを書く。
・・・・・
私の編集したミリオンセラー
『人は話し方が9割』にも、
●相手の名前を覚えよう
●相手との共通点を探そう
●「話す」より「聞く」ほうが大事
●悪口は言わない、聞かない
といった、
「誰もが一度は聞いたことのある」
ことが書かれています。
その一方で読者が、
「知らない」「気づいてないこと」
例えば、
●会話の難しい人と無理に話そうとしなくていい
●話のうまい人が使っている「拡張話法」
といった
オリジナルの「スパイス」が
盛り込まれています。
もう、
新しいこと、オリジナル要素を書かなくてはと、
気負わなくて大丈夫です。
「7:3の法則」を頭において、
あなたの言葉を綴ってみてくださいね。
OCHI企画では、
「自分の言葉を綴ろうとするあなた」
を応援していきます!
次回のブログは1月28日(日)に
配信予定です。
お楽しみに!