「出版」と「料理」は似ています。
それは……
①創造性
出版は、著者や編集者がコンテンツや編集技術を駆使して本を創り出す。
料理は、料理人が食材を組み合わせて料理を生み出す。
②スキルと技術
出版は文章を生み出したり編集するスキル・デザインの知識が必要。
料理は調理技術や食材の知識が必要。
③味とスタイル
出版は、文章のスタイルや表現が重要。
料理は、味わいや盛り付け、器が重要。
また、
「著者と編集者」、「素材と料理人」
という関係性もユニークな共通点ですね。
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このブログは、
「そもそも本ってどうやって作るの?」
「本を出したいけど、
どうしたらいいかわからない!」
そんな方にお届けしています。
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例えば、最高のミートソースを作ることを
想像してみてください。
経験豊富な料理人のシェフが腕によりをかけて
美味しいミートソースを作ろうしても、
素材のトマトがまずければ
最高のミートソースはできません。
本も同じです。
編集者(料理人)がどんなに
タイトルや装丁、見出し付けを工夫しても、
著者のコンテンツ(=素材)に
深さやオリジナリティがなければ、
売れる本にはなりません。
逆もしかり。
著者のコンテンツが
どんなに素晴らしく、独自性豊かでも
編集者の腕が未熟であれば、
売れる本にはなりません。
ただ、ここで考える必要があるのは、
「著者は編集者を選べない」
という事実です。
・・・・・
では、売れる本にするために
著者は何をすべきか?
それは
自分のコンテンツを磨くこと。
ここに意識を集中するのです。
3年ほど前、仕事術のテーマを依頼した
ある著者とのエピソードを紹介しましょう。
その著者さんは、仕事術関連の本を
何十冊も出されている方で、実績も豊富でした。
ところが、です。
依頼して3ヶ月ほど経ったころ
著者の事務所に行くと、デスクに仕事術関係の本が
うずたかく積まれているのです。
付箋もびっしりと貼られていました。
ビックリしました。
「経験も実績も豊富な著者さんが、
こんなにたくさんの『類書』を読んで勉強しているとは」
おかげさまで、
彼と作った本はよく売れました。
・・・・・
売れる著者に共通することが2つあります。
①自分のコンテンツと静かに向き合い
人と比べずコツコツと磨き続けること。
②自分にコントロールできることに
意識を集中し、そうでないことに意識を払いすぎないこと。
これができる著者さんは、必ず売れていきます。
OCHI企画では、
「自分のコンテンツを深堀りするあなた」
を応援していきます!
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次回のメルマガは
7月30 日(日)に配信予定です。
お楽しみに!
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OCHI企画
越智秀樹
https://ochikikaku.com/