昨日は、友人である三上充彦さんの紹介で
『お弁当のセカイ』(ワニブックス)などの
ヒット作をもつ野上優佳子さんご夫妻に
お会いしました。

実に呼吸がピッタリのご夫婦で、
互いを思いやり、サポートし合う
二人三脚ぶりが素敵過ぎる!

つい「パートナーシップの本はどうか」
と考えてしまった僕でした。
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このブログは、

「そもそも本ってどうやって作るの?」

「本を出したいけど、
どうしたらいいかわからない!」


そんな方にお届けしています。

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さて、今回は

「出版したい!!」と思っているのに
「なぜ 出版が 遠のいてしまうのか……」(-_-;)


についてお話しします。


「餅は餅屋」という
ことわざがありますよね。

どんな分野にも専門家、
つまり「プロ」がいて、
「その分野のプロ
   任せたほうがうまくいく」


という意味です。


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僕も編集者人生が21を超え、
気づけば、
企画・編集の「プロ」と言われても
おかしくない年数が経ちました。
人生あっという間ですw


編集者の一番の役得は、
素晴らしいノウハウをもつ
著者さんに会えること。

起業のプロ、話し方のプロ、健康のプロ……

彼らに接するたびに
やっぱり「餅は餅屋だなあ」
尊敬の念を抱きます。

しかし、そんな「すごい著者さん」たちも、

当然のことながら
本の企画・編集においては素人」さん。

時折
本を出したいという人から、
こんな相談を受けます。

「友人の著者企画の相談をしたら、
『それは売れない』と言われました。
どう思いますか?」


・・・・・・。


そういう話を聞くたびに
僕は言葉に詰まってしまいます(*_*)

なぜなら、
「企画・編集において、
  
『 著者 は 餅屋 ではない』から」

です。
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スバリし上げると、

本の企画・編集における「餅屋」=「プロ」は、
著者ではなく「編集者」です。


著者は、
「執筆のプロ」
「コンテンツのプロ」
であって、
「本の企画・編集のプロ」

ではないのです。


出版社を例にとると
わかりやすいかもしれませんね。

ひと口に「出版社」と言っても、
色々な部署・職種があります。

営業さんもいれば、経理さんもいる。
制作さんもいれば、人事さんもいる。

だから、
経理さんや制作の人に、
本の企画のことをきいても
「よくわかりません」


となっちゃいますよね。

たとえ、

「歴史小説の大家」司馬遼太郎さん
「サスペンスの女王」山村美紗さんであっても、

著者である以上は、
「企画・編集」に関するアドバイスには
限界💦があります。

なぜなら、
「企画・編集をしたことがない」

からです。


・・・・・・。


もちろん、著者さんの中にも
「読者のニーズ」を的確にとらえて、
編集者にフィードバックできる
すごい著者さんはいます。

とはいえ、
「企画書を書く」
「出版社のカラーや強みにあった企画にする」
「売れる本を企画・編集する」


ということとは、まったく別の話です。

つまり、
「役割が違う」のです。

出版に関しては、


「この人!」と決めた編集者
一対一で向き合うのが
一番の 近道

そこを踏まえて、
「誰」「どんなアドバイス」を聞くのか、
見極めていきましょう。

ぜひ、
「運命の編集者」と出会って、
二人三脚で企画を作り上げてくださいね。

OCHI企画では、
「編集者と二人三脚でがんばるあなた」
を応援していきます!

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次回のブログは
5月28日(日)に配信予定です。
お楽しみに!

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OCHI企画
越智秀樹
https://ochikikaku.com/