高島屋の京都展に行ってきました。

大好きなイノダコーヒのレモンパイがイートインで食べられるとのことで!

眠気と闘いながら数年ぶりのレモンパイに心躍らせて。

昼前くらいに催事場について、イノダコーヒのブースに直行!

イートインの列は前に数人並んでるくらいで空いてたので、私も並ぶことに。

ほどなくして、私の後ろに  マダム  と言って差し支えない

身綺麗で素敵な雰囲気の女性が並ばれました。

「すみません、こちらに並んでらっしゃる?( *´﹀` *)」

『エッ、アッ、ハイ、ソウデスネ…

ココで食ベル…イートインの列デスネ…( ´ㅁ` ;)』

まさか話しかけられるとは思わず、いい歳して超絶挙動不審な受け答え。

「さっき、すごい混んでたのよ〜」

『アッ、ソウナンデスネ…』

私の番になり、イートインのケーキセットとテイクアウトでレモンパイを注文。

席に案内されて座って待っていると、先程のマダムが私の隣に案内されました。

『あ、どうも。』

「あらぁ〜」

2人とも同時くらいに注文したケーキセット(レモンパイとアイスコーヒー)が届きました。

数年ぶりのレモンパイに舌鼓を打っていると、

「コーヒーにはお砂糖入れられたの?」

マダムが話しかけて下さりました。

『入れました。ミルクも。』

「ここのコーヒーはミルクとお砂糖を入れるのが主流なのよねぇ。」

『そうなんですよね!!』

そう!イノダコーヒのコーヒーは、ミルクとお砂糖を入れるのがデフォルトなんです。

だから、京都の店舗に行って注文をすると

砂糖とミルクは入れていいですか?

という聞き方をされます。

この女性、イノダコーヒの事ちゃんと知ってる方だな!?

「でも、私はお砂糖はやめたわ。もう歳だから 笑」

『そんな風には見えませんけれど…』(本音)

「先日、後期高齢者の保険証が届いたところよ」

ってことは、75!?いやいや…ご冗談。

若い、若い…

頭のてっぺんからつま先まで、綺麗に整えられて。

お化粧も素敵で。

なんというか、若作りされていないけれど老けても見えない装いで。

お年を重ねるとか、お年を召すという表現がピッタリな感じ。

ボーゼンとして目の前のレモンパイをつっついていました。

「このグラス(イノダコーヒのロゴ入りお冷グラス)も家にあった分が全部割れちゃって。

物販で売ってるかしらと思って聞いてみたのだけれど、無いって言われたわ(´・ω・`)」

『残念でしたねぇ…』

どうにかして売って差し上げろ…

むしろ私が京都まで買い付けに行く…

「今日は〇〇から来たの。ここには数ヶ月に1回くらい来るの。」

『〇〇からでしたら、電車ですか?』

「そう、新幹線🚄」

『シンカンセン…』

いやまぁ速いけれども。

具体的地名は挙げれませんが、電車でも来れないことは無い距離だけれど、新幹線を使うのには躊躇う距離。

この方…優雅な暮らしをしていらっしゃる…?

そういえば、食べ方めちゃ丁寧…

私がレモンパイのパイ生地に苦戦して中々食べられない中、

女性は早々に食べ終えてケーキのフィルムとペーパーを纏めてフォークに包むという

上品の極みみたいなことをされていて。

はわわわわわー…

「なんだか早く食べ終わっちゃって恥ずかしいわ。

軽いからもう1つ食べられそう」

と笑顔。

『いやもう私のことはお気になさらず…!』

私のレモンパイだけパイ生地硬すぎんじゃねーかな?

ってくらいフォークで刺してもビクともしねぇ。

このマダムの前では、ガッチャンなんて音立てられない…!

「後ろ、待ってる方がいるみたいだから、お先に失礼するわね。」

『ありがとうございました!』

ここで女性と別れました。

他にも色々お話をさせて頂きましたが、終始上品で素敵な女性でした。

将来はあんな風になりたい…無理…元々の資質的に無理…前世からやり直すレベル…

素敵な時間でした。

ケーキセット高ぇな、レモンパイ単品で飲み物はお冷でいいか…

と思っていましたが、ケーキセット分以上に価値のある時間でした。

余韻を噛み締めながら残ったアイスコーヒーをストローで啜っていたら

ズゴゴ…

と音が鳴ってしまいました。

こういうトコよな…

ギリッギリのラインを攻めようとするから…

あの女性はストローの音どころか、カトラリーの音ひとつしてなかったぞ。

今後、イノダコーヒのレモンパイを食べる度に女性のことを思い出すのだろうなー。

『レモンパイ、久しぶりです。美味しい。』

「私も久々よ、美味しいわね。」

と会話した今日は、俵万智風に言えばレモンパイ記念日なのかしらね。

サラダ記念日読んだことないけれど。