これを予約したのは1ヶ月くらい前。わけあって、念のためMRI、の運びとなった。私としては大丈夫とは思っているが。
なるべく被爆したくないわぁ、と思っていたらMRIは被爆しないそうだ。強力な磁力を使って調べる。それでも人体にそんなことして影響ないのかなあと心配になるし、まず、ドクターに閉所恐怖症じゃないよね?と聞かれるところが怖い。
そんなMRIの日がついにきた。ちゃんと鍵付きロッカーがあってホッとした。全ての用意が整って、待っている間に注意事項の動画が流れているのを見たら、すごい威力なのがわかった。それを人体に・・・ますます不安だ。
だが、いざ中に入ると若いお兄さんが2人いて、明るい室内にCanonのMRIも白く美しく、怖さはだいぶ和らいだ。若いお兄さん、いいね。なんか怖くなくなった。気を遣いながら誘導してくれる。
手の位置を支持されるが、20分動かずにいることにビビっているので、左手の位置が気になる。(MAX60分と入室前の張り紙に書いてあってそれにもビビる) 50肩が・・・。そして腰を移動したら右のお尻に痛みが・・・。坐骨神経痛が・・・。何個か前のブログ、生まれ変わってるんか?はやはり間違いだろう。
だが言っておきたい。坐骨神経痛は1人目妊娠中からずっとだ。女は大変なんだよ。
ヘッドホン装着!これは息子が昔バドミントンで膝を痛めた時MRIにお世話になったので知っていた。曲は歌なしの心地いい感じで、YOASOBIが流れていた。その後米津玄師になったが、それ以降覚えていない。なんせ、始まるとすごい音で、音楽が聞こえなくなるのだ。
慎重に位置を決めて、始まった。
スーッと。思ったより手前で止まる。あれ?なんか、暗いよ怖いよ狭いよ〜、だと思っていたので(面堂終太郎・・知ってる?)明るいし完全に塞がれる感じでもないし(とはいえ、頭上が見えないんでよくわからないけど、閉塞感も感じなかった。まあ、そういう工夫もされているのかもしれない。
すごい音がするというのは聞いていた。どこからの情報だったのか、ガンガンとけたたましい音がなると思っていた。ちょっと機械音も混じるような嫌な音に違いないと。
実際は想像とは違っていた。まあ、いい音ではないが、覚えている限りではこの様な感じだ。
ぼ〜わん、ぼ〜わん、ぼ〜わん、
バッバッバッバッバッ・・・・基本低い音なのだが、時々高い音も混じる。急な大きな音にビビるのだが、それも次第に慣れていく。最初は呼吸が荒くなってしまったので息でお腹が膨れたりするのを感じて、20分で済まないかも、と思ったがだんだんと落ち着いてきた。
終わりの方なんかは、
ダダダダダダダダダダダダ、ドドドドドドドドドドドド、デデデデデデデデデデデ、ドドドドドドドドドド、ん?まるでコード進行?みたいに聞こえた。なんの音階かまでは娘のような絶対音感がないのでわからぬが、この音が一番安心した。
結局思ったほど長く感じなかった。
MRIを指示したドクターはサバサバした感じの方で、思い切って、「先生、MRIやったことあります?」と聞いてみたら、「あるよ。でもものすごく長く感じたから、絶対外で何か重大な事が起こったんだと思って、かなり心配になった」と言っていたので、体感は長いんだな、という覚悟があったのも良かったのかも。必要以上に心配することはないけど、こうかもしれない、と思っているといい意味で裏切られる。
無事何事もないことを祈る。