気ままな、みい娘。
私と夫が食卓に着くと、決まってこのポーズ。
後ろ足で立ち、じっとこちらを見上げる。
かわいい——
本当に、かわいい。
……でも。
このまま放っておくと、次の瞬間。
夫のGパンに、容赦なくガブリといく。
まるで言っているみたいだ。
「皆さん、お食事の用意をしてますけど?
私のこと、お忘れじゃありませんか?」
「もう子うさぎじゃないんですけど?」
そんな堂々たる主張に、思わず苦笑い。
「そうだったね。でも、さっき食べたよね?」
と返してみても、
みいさんにとっては——
そんなことは、どうでもいいらしい。
「そういう問題ではありません。
お食事は、家族そろってするものです」
……はい、出ました正論。
夫は観念してペレットを差し出す。
「はいはい」
そして、満足げに食べ終えると——
何事もなかったかのように、
ごろん、と横になる。
今日も我が家の食卓は、
みいさん中心に、静かに回っている。

