灼熱の日中から一転して訪れる日没後の心地よい涼に最早夏を感じてしまう今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。いつものように婚活アプリを閲覧しながら、みんなよく顔写真と個人情報を公開できるな(怖くないのかな)と感じている本気度ゼロのリトマス博士です。街中にて擦れ違っただけでお互いに登録されるアプリも使ってみたのですが、家に居るだけで連日擦れ違い機能が働いて同じ人がヒットし続けているので、実はお隣さんとかなんじゃないかと戦々恐々としております。

さて、前回までは伊豆のお話が続いておりましたので、今回は気分転換ということで、2015.12.31に訪れたJR九州の日南線についてお伝えしたいと思います。

 

コロナが猛威を振るい始めるまでは、GW、お盆、年末年始はいつも旅行がてら鹿児島の実家へ帰省しており、この時もさてどんな経路で鹿児島市へ向かおうかと考えた結果が「羽田空港→(飛行機)→宮崎空港→(日南線)→志布志→(バス)→垂水港→(フェリー)→鴨池港」の陸海空全制覇ルートでした。写真は当日朝9:56の宮崎空港駅から始まります。

 

↑朝一のJALかソラシドで宮崎空港へ飛んだように思います。1番線に停車中の特急『にちりん10号』で南宮崎駅を目指します。この車両、私にとっては西鹿児島駅~博多駅間を結んでいた特急『つばめ』としての印象の方が強いです。にちりんはやはりレッドエクスプレスがお似合い。

 

↑車内はこんな感じ。つばめ時代はもっと豪華な椅子だったのに。

 

↑ホームから見える風景。1年の最終日とは思えない日差しと南国の雰囲気です。

 

↑空港に沿って進みます。

 

↑南宮崎駅に到着です。

 

↑南九州に戻ってきたと感じさせてくれる旧国鉄車輛の面々です。

 

↑ここから素直に日豊本線で南下すれば2時間くらいで鹿児島へ着くのですが、それでは普通過ぎるので日南線へと乗車しました。

 

↑気動車に揺られること約1時間10分。11:50頃に日南駅へ到着しました。

 

↑こちらはお隣の油津駅。

 

↑この切符で志布志駅まで向かいます。

 

↑更にお隣の大堂津駅にて、宮崎駅~南郷駅間を走る特急海幸山幸と擦れ違いました。

 

↑こちらは大堂津駅から約40分で到着した串間駅です。昭和の国鉄という感じの駅舎。海沿いのイメージの強い路線なのですが、意外と内陸を走るので、全然写真を撮りませんでした。

 

↑福島高松駅を過ぎ、列車は鹿児島県へ。ダグリ岬が見えてきました。

 

↑子供の頃からCMを目にしてはいたものの、鹿児島市から遠すぎて来ることができなかった観覧車のあるダグリ岬遊園地です。私にとっては謎であり、いつか訪問してみたい施設でした。

 

↑鹿児島県最初の大隅夏井駅です。“夏”が入った名前って、海を連想するのでなんかいいですよね。

 

↑次はいよいよ終点の志布志駅。ワンマン運転なので運賃表を撮影しましたが、まさかのピンボケ。左端に志布志と書いてあり、これだけの駅を経てきたんだなということを感じていただければそれで幸いです。昔懐かしクロスシートだということの査証にはなりますね。

 

↑重要港湾かつ中核国際港湾の志布志港が見えました。真ん中に、大阪と志布志を結ぶ『さんふらわあ号』が見えます。

 

↑のんびりしています。

 

↑いよいよ日南線の終点である志布志駅に到着です。南宮崎から88.9km。2時間半くらい要しました。

 

↑車止めがあります。昔はここから大隅線と志布志線が延びている一大ターミナル駅でした。栄枯盛衰の物悲しさを感じます。

 

↑実はこんな黄色い列車に乗っていました。JR九州の方向膜は、無地だったり、「普通」と書いてあったり。この意味の無さについては、いつも夕刻のレオニーズメンバーであるジンジャーの彼との笑い話になります。もしも行き先が気になる方は、側面のサボでご確認ください。

 

↑なんか寂しい。

 

↑往時の志布志機関区が偲ばれます。

 

↑この駅舎も大隅線と志布志線の廃止後に新築されたものです。

 

↑線路と直交するこの行き止まりスタイルが、もうここから鉄路が延びることはないことを示唆しており、物悲しさを感じさせます。

 

↑真正面が志布志駅。何の変哲もない駅前ですが、この辺も全て線路だったわけです。

 

↑ちょっと駅から離れると、旧機関区の敷地を利用した鉄道公園が整備されています。

 

↑カッコいい。

 

↑SLと気動車が保存されていました。

 

↑ここの所属だったようです。

 

↑志布志線・大隅線・日南線の歴史が書かれています。

 

↑さて、そろそろバス停へ向かいましょうか。

 

↑途中のスナック街に、モロパクリなお店を見つけました。

 

↑バス停に到着です。13:51の便で垂水港へと向かいます。旧大隅線をなぞるルートです。

 

↑54kmを2時間くらいかけて走り、垂水港へと到着しました。途中雨がぱらつきましたが晴れ間が戻り、ここから対岸の薩摩半島・鹿児島市へと渡ります。

 

↑乗船時間は約40分。桜島を北側に臨みながら船に揺られます。

 

↑霞んだ山々はさっきまでいた大隅半島です。宮崎の太平洋側に比べると、鹿児島はちょっと冬っぽい雰囲気でした。

 

↑さようなら、2015年。

 

2015年の時点で「そろそろ廃線になるんじゃないか」と考えて乗車した日南線ですが、便数を減らしながらもまだ現役を貫いてくれています。枕崎駅とは一味違う最果て感を味わいたい方は、ぜひ訪問なさってみてください。

 

それでは、また。お相手は、昔中国語を習い始めた頃に志布志を「是不是」のピンインで誇張して発音して遊んだ覚えのあるリトマス博士でした。次回もお楽しみにウインクキラキラ