政府公認の引き籠り(通称:天岩戸作戦)が続く今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。昨日の朝から、起きて在宅ワークして寝てまた起きて今に至り、その間唯一会ったのは区のゴミ収集車のお姉さんだけだった孤独なMr. Sunnyことリトマス博士です。人に会わなさ過ぎて、ボケちゃいそう。一足早い老後のシミュレーションに思えます。

職場の皆に毎日会えることが当たり前だった日々はいつ戻って来るのか分かりませんが、私はいつも(特に実家の家族に対しては)「これが最後かもしれない」「もう会えないかもしれない」と思いながら過ごしていたので、いよいよこの時が来たかという感じで受け止めています。一期一会で一事が万事。この非日常的な経験は、首都直下地震でも役立つかもしれません。

 

さて、非日常な旅を行い過ぎて最早日常と化した旨を綴っている本ブログですが、今回の旅先は2012.4.30の秋田県男鹿半島にある入道埼灯台です。それでは早速参りましょう。

 

早朝のJALにて羽田から秋田へと飛んだ私は、10時前に秋田駅へ到着。奥羽本線と男鹿線に乗って、終点の男鹿駅を目指します。

 

↑秋田駅の様子です。

 

↑途中の追分駅で乗り換えました。

 

↑出戸浜が男鹿方面です。

 

↑男鹿駅に到着です。

 

入道崎方面のバスまで時間があるので、男鹿駅周辺を散策することにしました。

 

↑駅舎外観です。実は、2012年10月にリニューアルされ、更に2018年7月には新築移転されたとのこと。もうこの駅舎には会えません。こんなことを繰り返しているから、毎度「もうこれが最後」と感じてしまうんだと思います。

 

↑旅の目安として、時刻の写真も載せておきます。

 

↑構内は広々としています。

 

↑終点なので、車止めもあります。

 

それでは、いよいよ入道埼灯台へと向かうことにします。

 

↑地図がありました。現在位置から男鹿温泉郷を抜けて、左上の入道崎を目指します。

 

↑バスに乗ります。

 

↑乗り換えの湯本駐在所に到着です。ここから入道崎までは約5km。

 

いつも入念かつ綿密な計画を練ってはそれを完遂してきたリトマスですが、ここで大変な事実を突きつけられます。男鹿駅から乗ってきたバスの運転手さんに入道崎行きバスの乗り換え時刻を確認すると「あ、それこの前廃止されましたよ」と。一瞬絶句しましたが、歩いて行けるかと問うと「歩けなくはないけどその荷物を持っていくのですか?」との回答。コロコロ付きのキャリーバックを抱えてはいましたが、そこは可能性がある限り即断即決勇往邁進型の私。振り返ることなく歩を進めることとしました。

 

↑待合室にはこんな案内が。1時間待って次のバスに乗るとその後の予定に影響しそうでしたので、徒歩を選びました。

 

↑こんな上り調子の海岸線を歩きます。いつもの事乍ら、私の旅は良く歩きます。

 

↑湯本駐在所バス停から約4km地点の入道崎一区バス停です。背後に桜が見えます。突然の散歩は男鹿半島の桜と春風を楽しむ機会となりました。

 

↑岬入口バス停を過ぎると…

 

↑縞模様の入道埼灯台が見えました。この瞬間はいつもゾクゾクします。

 

↑入道崎、到着です。まだスマホがなく、残りの距離が未知の徒歩でしたので、ヘトヘトになりました。

 

それでは、入道埼灯台を見学してみましょう。

 

↑少しずつ近づきます。

 

↑折角の灯台が小さく見えるので、鉄塔を避けて写しました。

 

↑立派な立て札です。ありがとう、海上保安庁。

 

↑いつもの勉強になる立て札です。ありがとう、燈光会。

 

↑門から敷地内に入ります。

 

↑大事な初点プレートです。

 

↑螺旋階段はコンクリート造でした。ちょっと趣不足。

 

↑階段を上り終え、ここから回廊へと出ます。

 

↑海面から28m。曇っていて残念ですが、眼下に日本海が広がります。

 

↑背後にはお土産屋さんが並びます。

 

↑灯室にはフルネルレンズだけでなく、上記の海の写真に写っていた平べったい水島を照らす照射灯が設置されていました。

 

↑灯台を出て、資料室へと向かいます。

 

↑こちらに入ります。

 

↑初代入道埼灯台の模型がありました。

 

↑写真も。昨日アップした長崎鼻灯台の初代版も然り、佐渡島の姫埼灯台に似ています。

 

↑青森県の艫作埼灯台で使われていたフルネルレンズが展示されていました。素晴らしい!

 

↑低画質ですが、動画もどうぞ。

 

↑再び外へ。海を見つめるこの構図、素敵です。

 

↑これだけ綺麗に真横からのフルネルレンズが見られるのは珍しいです。

 

↑ちょっと離れてみました。

 

↑江戸時代後期の博物学者である菅江真澄が入道崎を記録したようです。

 

↑再び灯台の近くへ戻りました。

 

↑今更乍ら入道崎の碑(左下)です。

 

↑いよいよ、入道崎とお別れの時がやって参りました。今度は乗り合いバスを予約済み。バスを待つ間、食堂でビールと共に何か美味しいものを食べた気がしますが、全く覚えていません。

 

↑あっという間に湯本駐在所バス停へ到着しました。さっき散々歩いたのに、文明の利器は凄いです。このバスで羽立駅まで戻ります。

 

↑途中で見えた桜群が綺麗でした。

 

↑途中事故が発生しており、ギリギリで羽立駅へ到着しました。この駅舎も2014年に取り壊されてしまったようです。時は進み続けます。

 

この日はこのまま秋田駅周辺に宿泊。当該旅行は全4日間の行程を組んでおり、翌日は五能線経由で弘前、そして青森まで進みました。折角なので、次回更新で続きをお届けしたいと思います。

 

さぁ、今回はここまで。引き籠り過ぎて食欲不振な上にどんどん太りそうな気がしますので、雨が降り出す前に生活必需品を買いへちょっくら外出してこようと思います。以上、帰宅したら鏡に向かって言葉巧みな独り言の練習でもしようと企て中の独居年男ことリトマス博士でした。

 

あ、ED曲ににこちらをどうぞ。フィルハーモニア管弦楽団による『ウイリアム・テル序曲』ですが、ハイテンションな指揮者とぶっ飛びアレンジが魅力です。

 

 

では、また。