やはり10月10日は半世紀以上前から秋晴れの神に愛されているのだなと感じる今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。先般の地震により最寄りの鉄路が未だ不通状態ではあるものの、日々の代替交通の模索に楽しみを見出しているリトマス博士です。どのようなルートを経ようとも結果的に目的地に達すればそれで良く、更に非日常的な面白みが付与できれば占めたものですウインク

 

さて、今回のお話は、昨日浜松町のJR東日本四季劇場[秋]にて観劇してきた劇団四季の『オペラ座の怪人』についてです。毎度お馴染み情報筋氏がオススメしていたことを思い出し、地震の前日に2階のS席を確保しておりました。

 

↑芝離宮を見ながら到着です。

 

↑出演者のサインが書かれています。この仮面、ほしい。

 

↑開演までの舞台上は、正にベールに包まれていました。2階2列の左端は周りに人がおらず、存分に没入。ちなみに私は映画館でも決まって最後列の左端を確保します。ここが不可侵領域的で一番落ち着くんですが、今回は怪人がピストルで狙われる位置と重なり、銃口が向けられるとこんなに怖いんだなとドキドキしました銃

 

いやはや、世界観と音楽と迫力のある演出(シャンデリアが爆発したり、手品のように人が消えたり現れたりなどなど)に魅了され、情報筋氏が2回観に行っただけのことはあるなと思いました。その中でも、私が気に入って涙した歌が今回ご紹介する『Prima Donna』です。オペラ座の怪人は名曲揃いですが、小さな掛け合いが総員大合唱を伴う決起集会に発展する展開に胸が躍りました。早速お聴きください。

 

↑まずは雰囲気を掴んでいただく為に、映画版の一場面をどうぞ。ご機嫌が斜めとなったカルロッタをおだてまくりますが、歌詞の意味を捉えられなくても、ワルツ調の美しく壮大な旋律とリズム、各々の歌が最終的に一つの大合唱となる展開が聴衆の心を滾らせてくれます。あぁパリだなという雰囲気が素敵ですゆめみる宝石

 

↑上の映像だと最後の怪人のセリフが無くて物足りないよ、という方は、こちらもどうぞ。

 

↑日本語版もありました。英語の歌詞で朧気ながら培ったイメージを答え合わせできます。

 

↑みんなで歌うとこんなに楽しい!を体現したかのような動画もありました。

 

私の好きな80日間世界一周のAround The Worldに似ているから、より心に刺さったのかもしれません。幕が閉じると、夢中で拍手していました。素晴らしかったです。

 

ところで、このミュージカルは誰に感情移入するかで、大分見方が変わってきますね。私は怪人の立場で観ていた為、切なすぎてくぅぅ・・・となりました。ふとMy Fair Ladyを思い出したのですが、帰りの山手線の窓から有楽町付近で「帝国劇場 ミュージカル『マイ・フェア・レディ』」の垂れ幕を見つけ、次はこれかな!と思った次第です。とは言え、一番の好みは凛然とした厳しさの中に密かな愛を秘めた長身美人のマダム・ジリーでした。

 

なお、本日の声楽教室にて私の師事する藝大卒のミセスマリア先生に報告したところ、同氏のご友人も多数劇団四季に入団しているとのこと。ただし、毎年残留をかけたオーディションがある上、体力があり喉が強くなければ務まらないらしく、クラシック畑のミセスマリア先生にはハードルが高いとのことでした。音楽で生きていくのにも、個人の特性を生かした色々な道があるのですね。それにしても、イタリア歌曲を好むが故にいつかイタリアへ行こうと考えていましたが、オペラ座のあるフランスへ立ち寄るのもいいですね。あ、サクラ大戦3も花の都パリが舞台でしたね。新たな旅の構想が生まれましたフランス

 

それでは、また。皆様も秋の夜長に思い思いの音楽をお楽しみくださいお月様