Second Life はまだ伸びるか?
Second Lifeですが、いろんなメディアで大々的に取り上げられています。
日本語版サイトのオープンも年度内と言われています。
CNETは自局がSecond Life内に支局を設けてるせいか、力の入れようは半端じゃありません。
そこで、より多くの人々が認識するに至った今、Second Lifeの勢いは如何様であるか考えてみました。
以下、2本の記事は昨年2006年を総括したものです。
セカンドライフ2006年総括 セカンドライフタイムズ ※CSSが上手く読み込めないかも?
http://secondlifetimes.blog.shinobi.jp/Entry/113/
トラフィックランキングサイトのAlexaを使って、興味深い比較をしています。
比較対照は同じMMO分類に属するものにしてあります。
Second Lifeの勢いはWorld of Warcraftの牙城に迫りつつあります。
2006 in Review The Electric Sheep Compay - Out to Posture -
http://blogs.electricsheepcompany.com/giff/?p=223
注目すべきは2006年4月にリアルのビジネス誌がSecond Life内のあるユーザを表紙にした時期です。
Ansche Chung率いる中国の企業が、Second Life内の売り上げで数億円に到達したことはよく知られています。
このブログを書いているThe Electric Sheep CompayもSecond Lifeに特化している有名な米国企業です。
これまでが去年。
絶世の勢いで成長しているように感じ取れます。
そして、今年、REUTERSから冷静な分析が出ました。
Gauging the Second Life Hype Cycle REUTERS
http://secondlife.reuters.com/stories/2007/01/02/gauging-the-second-life-hype-cycle/
ハイプ曲線といいまして、あるトレンドがどういった段階にあるかということを表現しています。
IT関連では技術テーマがよくこのハイプ曲線になぞらえて整理されます。
1. “Technology Trigger” ・・・ 黎明(れいめい)期
2. “Peak of Inflated Expectations” ・・・ 熱狂期
3. “Trough of Disillusionment” ・・・ 減退期
4. “Slope of Enlightenment” ・・・ 再熱期
5. “Plateau of Productivity” ・・・ 成熟期
Second Lifeは減退期に入ったとあります。
ひとまず過度のピークは過ぎて、じんわりと成熟の過程へ入っていく時期にきたと。
Second Lifeへの企業参入などが報じられることが日常茶飯事となってきましたが、
注目を集めるだけの一時的なブームから、仮想世界ならではの何かを模索する段階へと進みそうです。
ちなみに、先のAlexaがおもしろいので国内の mixi.jp と世界の Second Life とを比較してみました。
mixi.jp の方が勝ってます。。。(あくまでブラウザのトラフィックですが)
日本語版公開を目処に、日本人ユーザが増えることが予想されます。
The Electric Sheep Compayの記事にもありましたが、重要なのは参加ユーザが
本当にワールドワイドになってくることだと思います。
世界中の感性が仮想世界に流れ込めば、また新たな楽しい潮流が出てくる気がしてなりません。
これもまたSecond Lifeの醍醐味ですね。