日に日にかっちゃんが弱っていく。
何かに怯えるようにソファーの後ろに逃げ込んだ。
昨日までおばあちゃんの枕の上で撫でられて気持ち良さそうにくつろいでいたかっちゃんはもういない。
おかあちゃんのこと忘れちゃったの?
そんなに怯えないでよ。
部屋に連れて帰ってぎゅっと抱きしめた。
そしたらいつものように舐めてくれた。
ちゃんと憶えてくれていた。
ずっと一緒にいようよ、かっちゃん。
おかあちゃんにはかっちゃんが必要なんだよ。
離れたくないよ。
虹の橋を渡ったらきっともう2度とかっちゃんとは会えない。
うちのコたちにはもう2度と寿命が短いねずみには生まれ変わるなって言い聞かせているから。
痛い、心が苦しい。