もうすぐ夏祭りの季節がやってきますね。
夜店に盆踊り、日本の風物詩でもあります。
昔のことですが、曾祖母が夏祭りで不思議なものを見かけたと話してくれたことがあります。
ある年の夏祭りの夜のこと、夜店の列に紛れて、大きな看板が一つ、出ているのが目に留まったのだそうです。
その看板には「人魚」と書かれていました。
幼い曾祖母はそっとその看板の後ろを覗き込んだのだそうです。
するとそこには、深い盥のふちにつかまっている男の子がいたのだそうです。
なんだろう?好奇心をそそられて、曾祖母はその深い盥を覗き込みました。
そしてあっと思わず息をのんだそうです。
なんとその男の子の下半身はびっしりと鱗のついたさかなの尾びれだったというのです。
魚の下半身は、夜店の明かりに照らされて、それはそれはきれいだったと、曾祖母は話してくれました。
なぜ、夜店の奥に人魚がいたのか、どこかの海で捕まえられてきたのでしょうか、本当に人魚は存在するのでしょうか、不思議な話ですね。
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