特別養護老人ホーム及び利用者宅への
訪問リハビリテーションを行っている
理学療法士の山田 鷹です。
1月15日(日)に、
アドラー心理学のつながりから
お誘いいただけるようになった
「まーるまる会」で、
NVC(Non Violent Communication)
について学んできました!
今回のファシリテーターは、
大人も子どもも自由に表現できる
アトリエ教室『アトリエJOY!』
を定期的に開催されている
大槻道子さんでした。
初めましてでした。
【参考図書】
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NVC 人と人との関係にいのちを吹き込む法
1,944円
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ちなみに、「まーるまる会」とは、
「誰もが安心していられる場所、
ふらっといきたいと思える場所、
一休みできる場所」
「心のふるさとに」
を掲げ、
共感を大切にできる空間を
月に一度程度のペースでつくる活動を
されています。
今回の活動場所は、茅場町でした。
僕は今回で2回目の参加。
NVC(Non Violent Communication)は、マーシャル・ローゼンバーグ博士が開発した共感を土台としたコミュニケーションの方法です。「共感的コミュニケーション」「いのちの言葉」とも呼ばれています。
─ 今回の資料より引用
写真のテーブルの上に並べられているのは
「ニーズカード」と呼ばれるもので、
それぞれ単語が書かれているんですが、
どれも「いのちの表れかた」を
表現したものだそうで、
言い換えると、
これだけたくさんの
(何枚あるのか忘れてしまいましたが・・・)
「いのちの表しかた」がある
ということなんですね。
・・・
今回も講座でたくさんのことを感じ、
肌感覚で持って帰ることができたことは
たくさんあるんですが、
その中でも特に印象強かった
1.コミュニケーションには2種類ある
2.「ニーズカード」というすごいやつ
3.「愛すべきジャッカル」と
「大切にしたいキリン」
この3点についてまとめてみたいと思います。
・・・・・・
1.コミュニケーションには2種類ある
① 繋がり合う・わかり合うコミュニケーション
→「ニーズ(いのちの表しかた・表れかた)」
についてコミュニケーションをとっているとき
② 分断するコミュニケーション
→「手段」「方法」について
コミュニケーションをとっているとき
これは納得!
こういう頭の整理の仕方も
あるんですね〜。
2.「ニーズカード」というすごいやつ
「ニーズカード」とは、
さっきみたように、
「いのちの表しかた・表れかた」
を表現する単語が
書かれているカードなんですが、
どういうことが
書かれているかというと、
「FUN 楽しみ」
「CONNECTION つながり」
「REST 休息」
「COMPASSION 思いやり」
「WATER 水」
「MOURNING 悼む・嘆く」
「JOY 喜び」 などなど。
このような雰囲気の単語が
書かれているんですね。
講座の最初に、
ひとり一人がこの中から一枚
気になるカードを選び、
それを全体で共有したのちに
具体的な内容へと
進んでいったのですが、
これらの「いのちの表れかた」が
書かれているカードをひとり一人が掲げ、
それを全体で共有したその時から、
一気に「安心」「安全」な場になった
と、振り返ってみるとそう感じ、
「ニーズカード」すごっ!!
と、なりました。
また、講座の後半には、
「ハートフル ダイアログ」という
具体的なワークに取り組んだのですが、
その時のお題が
「最近もやもやしたこと」を
ペアを組んだ相手に話す、
というものだったんですね。
「もやもやしたこと」なので、
やっぱり話し手は、
どこかネガティブな雰囲気をまとって
話をするんですが、
聴き手は、
その話を数分間あいづち程度で
聴いたのち、
話し手から受け取ったものを
この「ニーズカード」の中から
好きな枚数選んで、
一枚ずつ相手と確認しながら
読みあげていくんですね。
そしてその後、
その時の感覚に意識を向け、
二人でそのことについて
シェアをする。
・・・これね、
僕がペアを組んだ方の感想で
気づかせてもらったんですが、
話し手本人は、
ネガティブなニュアンスの
話をしていたのに、
いつのまにか
ポジティブな単語に
置き換えてもらえてるんですね。
自分が抱えていた「もやもや」が、
晴れるどころかなんだか
「うきうき」「じんわり」「しっとり」
みたいな感じに変化しちゃってる。
ふたたび
「ニーズカード」すごっ!!
の瞬間でした。
3.「愛すべきジャッカル」と
「大切にしたいキリン」
いわゆる天使と悪魔のように、
自分の中にいる
「ジャッカル」と「キリン」。
NVC(Non Violent Communication)では、
これらの動物をシンボルとした
自分自身や、相手を援助する際の
「共通言語」を設定しているとのことでした。
ローゼン博士の考えを、
NCV(Non Violent Communication)では、
「ジャッカル」と「キリン」という
シンボルに例えて
説明することが多いようです。
「ジャッカルの背後にニーズあり」
「ジャッカルな自分がいるんだ」
というキリンの視点
これらはポイントのようでした。
・・・・・・
コミュニケーションに関する理論は
たくさんあるけれど、
それぞれの根底にある、
やっぱり大切にしたいもの
(それこそ「ニーズ」)は、
似ているんだな、と
今回あらためて感じました。
また、いろいろな情報や
人々と接する中で、
いろんな理論に触れるんだけど、
「あるひとつの理論を大切に育て続ける」
という選択ももちろんあるし、
それが良いとか悪いとかは
まったくないと
個人的には思っているけれど、
ただ単に
今回の
NVC(Non Violent Communication)
という学びも、
じっくりと噛みしめながら
吸収していきたいと思います。
勉強の後は、新年会。
めっちゃ楽しかったわ〜![]()
ファシリテーターを務めていただいた
みっちゃん(大槻道子さん)、
まーるまる会で
ご一緒させていただいたみなさん、
楽しい時間をありがとうございました。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
なお、毎週末にお届けさせていただいていた
「しなやかに強く・
生きるためのナラティブエッセンス集」ですが、
現在、モデルチェンジに向け、試行錯誤中です。
先週末から更新がストップしていますが、
もうしばらくお待ちくださいね。
見やすく、読みやすくできるように、
改善していこうと思いますので、
どうぞよろしくお願いいたします。
・・・
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3代目漢でした
吉永 圭佑さんの投稿 2017年1月16日
「ザ 乙女」の山田 鷹でした
笑






