おはようございます。
アドラー心理学と
訪問リハビリテーションが
専門の理学療法士
山田 鷹です。
先日、7月2-3日(土-日)に、
横浜の
へ参加してきました。
八ヶ岳にある
キープ自然学校にて行われ、
(写真は、主催者の鶴田 恵美子先生からお借り)
こんな雰囲気で
からだを使うプログラムから始まり、
(写真は、主催者のMori Satokoさんからお借り)
こんな風に、
様々な意見交換をしながら展開される
座学もありました。
・・・・・・
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今回、講師として
プログラムを担当していただいた先生方は、
こちらの本の著者である、
東洋学園大学教授の
鈴木 義也先生
駒澤大学文学部心理学科教授で
やまき心理臨床オフィス代表の
八巻 秀先生
心理臨床オフィス・ルーエ代表の
深沢 孝之先生
のお三方と、
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こちらの著者である、
理事長 兼 代表講師の
梶野 真先生
でした!!
なんと豪華!!
講師の先生方と、
この距離感での意見交換ができ、
(写真は、主催者のMori Satokoさんからお借り)
アメリカで活躍中のアドレリアンとの
(アドレリアン=アドラー心理学徒)
交流から得た情報を共有していただけるなど、
学びが濃密すぎて、
頭ぱんぱん、体力消耗ハンパない…
そんな二日間でした。
おかげさまで、
終わってからもしばらく
頭がくるくるしっぱなしで、
こうやって整理できるまで、
とっても大変でした。笑
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(写真は、主催者のMori Satokoさんからお借り)
1日目、
宿泊施設最寄りの清里駅に到着。
完全に馴染んでる感が出てますが、
実は、皆様とはこの時初対面で、
まだほぼ喋ってすらいません。笑
ただ、同じ合宿参加者というだけで
この安心感。
あらためて写真を見て驚きました(☆。☆)
沖縄からはるばる参加された方々とも
交流を持てました。
(写真は、主催者のMori Satokoさんからお借り)
冒頭の
からだを使ったプログラムのあと、
清泉寮ソフトクリームを食べて、
しばし休憩。
美味しかった!!
ちなみに皆さんが指差しているのは、
カメラマンのMori Satokoさんの
ソフトクリームが
こぼれ落ちそうになっていたためで。
本多さん(右から二番目)いい顔してます。
(写真は、主催者のMori Satokoさんからお借り)
座学の後は、
地元で採れた野菜を使った料理を
お腹いっぱいいただきました。
レタス入りのグラタンは
初めて食べましたが、おいしかったです。
(写真は、主催者のMori Satokoさんからお借り)
1日目最後のプログラム、懇親会。
この勢いで、0時過ぎまで
いってしまいました。
ビール、チューハイ、日本酒、
ほぼほぼ飲み尽くしてしまったのでは
ないでしょうか。
有意義な話を
たくさんすることができました。
(写真は、主催者のMori Satokoさんからお借り)
2日目、7時からのボクササイズ。
拓殖大学ボクシング部
ヘッドコーチのご指導のもと、
ワン・ツー・フックまでを
チョー駆け足で。
優しい口調に導かれ、
気持ち良く打たせてもらえました。
おかげさまで、いまだに
上腕~肩甲骨周囲や、
側腹部、左殿部に
心地よい筋肉痛を
若干こしらえております。笑
やっぱり運動は楽しいな~♪
(写真は、主催者のMori Satokoさんからお借り)
アドラー心理学における
新たな主張・見解に対し、
グループで意見交換をしました。
アドラー心理学が
ここまで発展してくる中で
繰り広げられてきた内容をふまえ、
経験や知識がたっぷりな
講師の先生のような方から、
僕を含め
ごく最近アドラーを学び始めた方まで、
それぞれの視点から
意見を出し合いました。
・・・・・・
あらためて
今回の合宿で学べたこと、
そして、
合宿を終えてから感じたことなどを
箇条書きにしてみたいと思います。
(以下は、僕の個人的な意見のみとなっています。
主催者の方や先生方からの発信へ配慮し、
あえてこのような形とさせていただきました。
少しだけでも、
合宿の雰囲気がお伝えできればと思います。)
「この人は、『自分の発する言葉や表現も存在していいものなんだ』と感じさせてくれる」と思えることの大切さ。
「安全基地」「安心基地」「安心・安全」
対話をすぐにあきらめない。あるいは、あきらめさせない。
- 「リスクを冒せるかどうかが『勇気』のバロメーター」ということを、あらためて実感。
今回の合宿参加は僕にとって不安もあり、リスクを冒す気持ちも伴うものだったが、同時に「安全基地」があることもわかっていたため、なんとかそのリスクを冒す不安を乗り越え、参加することができた。そして結果として「安全基地」はさらに拡大。
「これをやっている時は元気」→「ちょっと我慢しても元気」へ移行していけるように。そしてそれを積み重ねていけるように。
- 相手の興味に乗っかっていったり、自分の意見がその後の話の流れの軸(ある場面では「たたき台」のように)なることを、好意的に受け止められる“素直さ”を、それぞれが持っていることの凄さと、それによる居心地の良さを体験できた。
「貢献感」「共同体感覚」
考えは、ある意見や事柄に対して生じる感情やインスピレーションなどをもとに、どんどん進んでいく気がする。ある意見や事柄に「賛成」なのか「反対」なのかを考えるところから始めると取り掛かりやすい。だから、「賛成」「反対」という二項対立の意見が世間に溢れかえっているのだろうし、「反抗期」なんかもそうなんだろうな…そのやり方が一番簡単だから。ただそれ以外の主張の仕方をまだ知らないだけ、気づいていないだけ。何歳になってもそういう部分はある。
- 具体的なケースへの対応方法を、一人のリーダーが「正解」として意見を提示するのではなく、「その時」「その場所」「そのメンバー」でしか出せない「ある一つの答え」を導き出すこともできる。そしてそこに価値を置いている場はとても貴重なんだろうなと感じた。
今日と明日では違うだろうし、メンバーが一人違っても違うだろうし。場所が違っても、天気が違っても…。
- 自分ひとりで、ある事柄についてどこまでもアドラー心理学的に考えることと、それをそのままの熱量で他者へ伝えてしまうことは違う。
個人的にアドラー心理学を学び、活用することと、「誰もがアドラー心理学を活用すべき」「アドラー心理学でなんでも解決」という発信をすることは、全くの別物だということ。
自分がアドラー的だと思っておこなっている実践に対して、自分が興味を持って欲しいと思っている人に(長期的にも)全く興味を持ってもらえない(「反対」ならまだ距離感を調整しようがあるからマシか)ようであれば、それはやっぱり反省が必要なのでしょう。
- 「どこであれば」「何をしている時であれば」「誰と過ごしている時であれば」、『自分が削り取られていかない』とか、むしろ『自分にこんな面があったんだ、と無理なく気づいていける』などと感じられるのだろうか。この感じは大切にしたい。
たとえ同じ『顔』(あるいは『人格』『分人』)を持てなくても、その人の持っている「アドラー心理学」以外の『顔』をなんとか理解してみようと、お互いがそういう姿勢を持っていることが共有できるだけで、それだけでいいんだということをあらためて感じる瞬間が多かった。
(僕の「アドラー心理学」以外の『顔』は、「理学療法士」「非常勤で事業所を数ヶ所掛け持ち」「アラサー」「福岡県出身」「元野球部」など)
僕は今回、合宿を通して『自分を削り取られていく』感覚はほぼ無かったし、『自分が知らなかった方法で、(その存在には気づいていたけど、光の当て方を限定してしまっていた)ある部分に思わぬかたちで光が当たってきた(新たな一面という表現ではなく)』と、感じることができる瞬間もあり、とても居心地が良かった。
それでもやっぱりアドラー心理学は、幸せを感じるための一つの手段なのだ、ということを忘れてはいけないと感じた。
合宿はとても楽しかった。でもそのあとに、友人が全然違う手段でめっちゃ楽しそうにしている様子をみて、それもいいな(^^)と感じた。
気をつけないと、アドラー心理学に「正解」を求めてしまいそうになるが、あくまでも一つの指針であるということを忘れないようにしないといけませんね。
・・・・・・
(写真は、日本支援助言士協会様よりお借り)
最後に全員で記念写真をパシャリ。
このポーズ…
いろいろな経緯があってこうなりましたが…
毎年恒例のポーズでもいい気がします。笑
これにて濃密な2日間の
全プログラムが終わりました。
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今回このような機会を設けるために
ご尽力いただいた方々、
また、共にやわらかな時間を
過ごさせていただいたみなさんに、
こころから感謝いたします。
ここからこのご縁がどんな風に
育っていくのか楽しみです。
本当にありがとうございました!!
また来年