今回から新たなブログテーマ
一冊の本を通した思考の整理
を始めたいと思いますヾ( ´ー`)
というのも、どうも僕は、
思考のこんがらがった状態を整理をするためには、
その取っ掛かりとなる対象や質問を
大いに必要とするタイプのようなのです

だから、「牡蠣フライ理論」を採用してみることにしました

村上春樹 雑文集 (新潮文庫)/新潮社

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またまた村上春樹氏にお世話になります。
(今後もたびたびご登場いただくハズです)
この本の中に、
「自己とは何か(あるいはおいしい牡蠣フライの食べ方)」
と表題のついた部分があり、
先日就職試験を受けたのですが、そこで『原稿用紙四枚以内(村上註:だったと思う)で、自分自身について説明しなさい』という問題が出ました。僕はとても原稿用紙四枚で自分自身を説明することなんてできませんでした。そんなことできっこないですよね。もしそんな問題を出されたら、村上さんはどうしますか?プロの作家にはそういうこともできるのでしょうか?
このような読者からの質問に対し、
村上春樹氏は、以下のように答えているのです。
こんにちは。原稿用紙四枚以内で自分自身を説明するのはほとんど不可能に近いですね。それはどちらかというと意味のない設問のように僕には思えます。ただ、自分自身について書くのは不可能であっても、たとえば牡蠣フライについて原稿用紙四枚以内で書くことは可能ですよね。だったら牡蠣フライについて書かれてみてはいかがでしょう。あなたが牡蠣フライについて書くことで、そこにはあなたと牡蠣フライとのあいだの相関関係や距離感が、自動的に表現されることになります。それはすなわち、突き詰めていけば、あなた自身について書くことでもあります。それが僕のいわゆる「牡蠣フライ理論」です。今度自分自身について書けと言われたら、ためしに牡蠣フライについて書いてみてください。もちろん牡蠣フライじゃなくてもいいんです。メンチカツでも、海老コロッケでもかまいません。トヨタ・カローラでも青山通りでもレオナルド・ディカプリオでも、なんでもいいんです。とりあえず、僕が牡蠣フライが好きなので、そうしただけです。健闘を祈ります。
つまり、この「牡蠣フライ」の部分を、
僕は「本」に変えてみようと。
そういうわけです。
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そして、
今回、思考の整理のために選んだ一冊はこちら!
ビジネススクールでは学べない 世界最先端の経営学/日経BP社

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なかなか骨太の一冊ですが、
著者の入山氏の伝え方が、個人的には非常にマッチし、
今後も、ことあるごとに読み返す気がする一冊です。
そもそも、この本を読もうと思ったきっかけは、
「TBSラジオ 荻上チキ・Session-22」において、
著者の入山氏がゲスト出演されているコーナー
(①・②・③・④・⑤)を聴き、
(是非リンク先へ飛び、ポッドキャストを聴いてみてください。
それだけでもかなりの示唆を受けられると思います。)
とてもわかりやすく、
聴きやすい言葉遣いで話をされていたこと、
また、経営学のことを話しているけど、
「これって経営学分野だけのことじゃないよな」と感じ
興味が湧いたためです。
(ちなみにリンクのこの番組は、ラジオの特性を
存分に生かして、それぞれの議題について細かく丁寧に
取り上げてくれるのでオススメです(^_^)v
荻上チキさんの立ち回りがなんせすごい!!
アシスタントの南部さんも柔らかくて好き!!
というわけでこの番組も、今後もブログに
何度も登場してもらうことになりそうです
)◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
今後、何回かに分けて、
この本の内容を通しての思考の整理について、
まとめていこうと思います。
(医療・介護業界のことや子育て、家庭生活などと絡めていけそうな気がしています)
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。