上高地を訪れた翌日にがんセンターを受診しました。
先日撮影した造影剤CTの及び血液検査の結果から次のようなことが分かりました。
 ・肝臓に転移したがんは肝臓の2/3を占めるほどになっている。
 ・その影響で下大静脈を圧迫しているのが、右足のうっ血の原因である。
 ・左肺に胸水が溜まっている。
 ・アルブミンが低下しているので、水分が身体全体に溜まるようになっている。
 ・黄疸の指数であるビリルビンも悪化してきている

結論として、TS-1は効果がなく、他に適用できる抗がん剤もないため、今後は緩和ケアに移行するほうが良いとのことでした。
肝機能が低下しているので、11月から始まるDS-8201の治験にも参加できないとのことです。残念!

今後痛みが発生するのでトラマールに代えて、医療用麻薬のオピオイド鎮痛薬(オキノーム散)が処方されました。
がんセンターは自宅から遠いので近距離にある県病院で緩和ケアを受けることを希望し、紹介状を書いてもらいました。
またHクリニックに状況を説明するために画像、検査結果のすべてをCD-Rに焼いてもらいました。

抗がん剤治療が無くなった今、何ができるのかを考えなければなりません。
今回がんセンターで処方してもらった薬と、今までHクリニックで処方してもらった漢方薬を一覧表にして、Hクリニックを受診してCD-Rをじっくりと見てもらいました。
そして最も効果が期待できそうで身体の負担を少なくするにはどのような薬をどのタイミングでどれだけ服用すればよいかをH医師と相談して、服用マトリクスを作成し、十全大補湯とカイジをうまく組み合わせていくことになりました。
 
これからは「がんばらない」けど「あきらめない」ことをモットーに、心の栄養になる自分にとって気持ちのいいことをやっていこうと思います。
 
先日の雨降りの翌朝、アスパラが露で光っていました。
お庭の金木犀が真っ盛りで、いい匂いを漂わせています。
金木犀の下では、「こっちも見てよ」とばかりに、ホトトギスが咲いています。
可愛い花、気持ちのいい匂いは心の栄養になりますね。