ブレーキの件等でちょっと質問をしていた件で、たまたま家が近く(と言っても車で30分以上掛かる)だから、ということで、わざわざ我が家までお出で下さった。
社長にお会いすると、これがまた面白い人で。
技術屋さんということだったが、本当に技術屋を人にするとこうなるというくらい技術屋さんて感じだ。
そして色々と興味深いことを教えていただいたり、ライティ(FR-16AL)の設計に関する細かいことなどを聞いたりした。
ライティ(FR-16AL)、これかなりお買い得だわ。
お金が掛かってる。
実は日本ロボティクス社のサイトには載っていない自転車がたくさんあるらしく、それは面倒だしお金にならないから載せないという(笑)、いかにも技術屋さんの考えそうなことなのだが、それらはさらにお金が掛かっていることは話を聞いただけでもよく分かった。
もちろんパーツのこまごましたものはそれほど高いシマノとかを使っているわけではないけど、これは「だって換えたければ換えられるでしょ」ということであって、凄いのは、もし設計上換えられない何か制限があった場合でも、加工機械が工場にあるので、それで「作っちゃう」という発想なのだ。
凄いでしょう?
例えば、ライティ(FR-16AL)は、フロント(チェーンリング)が48Tなんだけど、52Tとかに換えられないかという話をしたら、「あ、今作ってるとこ」だって!
僕も「それ絶対欲しいです!!」と言ったけど、後々よく考えたら56Tにして欲しいと思った(笑)
そしたらリア14Tをいじらなくて済むから。
社長さんに言えば作ってくれる(笑)
日本ロボティクス社が凄いのはここだ。
これは大手企業では絶対にできないこと。
あと凄い面白くてしかしガッカリしたのは、いわゆるホローテックのこと。
NIGO号はXTRのホローテックだし、CHOCO号はXTのホローテックが入っている。
これはどんな話だったかというと、簡単に言うと、ベアリングの問題なのだと。
そしてBBをいくら手で切削加工したところで(よくあるBBの切削器?を手でグリグリして切り直すのはみなさんご存知だと思うが)、あれでは精度が出ないそうで、つまり、左右で軸が違う!
日本ロボティクス社でこれを、つまりBB周りのタッピング、をするとしたら、セッティングから始めて、機械(当社自慢の3D加工機。1/1000mm単位で、金属を自由に3次元加工出来、どんなに難しい部品も、コンピューター連動で製作、とのこと)でタッピングするが、一日掛かりになるとのこと。
もちろん料金だってそれなりに高くなって、まぁ3万円は貰わないと、とのことだった。
いや、一日掛かって3万円ならむしろ安いですよ(笑)
あ、で、ホローテックだけど。
つまり、精度的に甘い、左右差が存在する中で、ああした軸を通して、しかもシールドベアリングを使ってしまっては、もうどうにも回らないとのこと。
やりたいことが分かるが精度の問題だと。
やはりカップ&コーンの方がいいのだと。
百年の歴史には意味があると。
うーん・・・。
たしかにXTR装着したときも、あれ?こんなに回らないの?と思ったのは確かで、だからTOKENのチラミックベアリングに換装したりしたわけだけど、そもそもそういう問題じゃないってことよ。
ガッカリ。
これはいずれ考えていこうと思う。
ライティに話を戻そう。
社長さんとの話で、ライティの凄いところが徐々に浮き彫りになってきた。
それは写真があったら分かりやすいんだけど、それはいずれ。
フレームの補強部分(サブフレームというのか?)の形状。
ちょっと文章では分かりづらいと思うけど、できるだけ書いてみる。
すごい細かいところで普通気付かないところだけど、ここにもちゃんと設計思想があって、金属のたわみや力のかかる方向などをちゃんと計算してさりげなくそんなサブフレームが付いていた。
それと、ハンドルポストのヒンジの角度。
これ、ヒンジ自体は既製品とのこと。
僕は、DAHONのヒンジの方が折りたたむのも早いしいいと思うけど、それは価格が跳ね上がるので、これを流用したんだろうと思った。
これはまぁいいとして、この角度が微妙で、ブロンプトンみたく、ちょっと前傾(くの字)している。
それは自分的には、ポジションを取るため(トップチューブ長を取るため)だろうと思っていたら、なんと折りたたんだときに、ホイールとフロントフォークの間に、ハンドルエンドがはまるようになっていたのだった。
つまり、折りたたんだときに、ハンドルが固定されるようになっているということだ(跡で自分でやってみたらあまり上手くいかなかったのだが。笑)。
それと、シート下、シートポストとチェーンステイの境目にあるサブフレーム。
これは単に補強だけの意味合いだと思っていたら、ここにもアイデアが。
実は、このサブフレーム部分は取っ手になっていて、そこを持って、サドルを脇に抱えるような感じで持てるようになっていたのだ。
しかも、重量バランスが良いのか、その形で持つと、とっても軽く感じる!
本当に軽いのだ。
重量バランスというのはとても重要だと思った(実は重量バランスはこれだけにとどまらなかった。後述)
それと、ハブ。
とにかく薄く、というのがコンセプトのFR-16ALなので、ハブも実は専用設計で、日本ロボティクス社のオリジナルハブとのこと。
どうりでどこのハブなんだろう?と見ても分からないわけだ(笑)
設計から始めて製作してるなんて、このハブだけでかなりお金掛かってるよ…。
そういう意味で言えば、リアスプロケットが5速というのも意味があって、これが6速になると厚みが出てしまうそうだ。
だからわざわざ5速にしたのだと。
で、これ最小が14Tですよねー、ここが11Tだったらかなり良いんですけどねー、と言ったら、そんなの作れば良いでしょって!
いま、台湾のDnP社でボスフリーの11-28Tの7速が出てるじゃないですか。
あれ、シマノがボスフリー11Tの製造をやめちゃったから、欲しい人は加工精度云々抜きでこれ買ってるでしょ。
でも、日本ロボティクス社でこれ作るかも。
というか、頼めば作ってもらえる。
ボスフリーの最小ギアってたしかナットを兼ねてるんだったよね。
だから、そういう加工してもらえば、手持ちのボスフリーのギア構成を組み替えちゃえば良い話なはず。
しかも、焼入れしてあって、相当加工精度があるので、それはね、もう買わない手はないってことになるわけです。
なので、やはり16インチ車オーナーとしては、ブロンプトンに負けたくないわけで(笑)、これに勝つにはまず駆動系から勝ちたいわけだ。
しかも、社長さんは当たり前のように、このライティを輪行目的で使うことを想定している。
なので、移動するときにどうしたらいいか、コロをつけるのもあり、車輪を前後動かせるようにして押すのもあり、というわけで、これらも話をしていけばできちゃうと思う。
ちなみに、ライティは車体剛性がかなり高い(社長さんいわく、自転車を横にして足でフレームの真ん中をぐいーっと押してもまったくたわまない)ので、漕いでいてロスが少ないということだ。
たしかにこの後、乗ったのだが、車体剛性はたしかに高いと思った。
むしろそれもあって、ブレーキはやっぱり換えなくては(笑)
他にも色々あったが、これくらいで。
とにかくこれを読んだ人は、ライティ絶対に入手すべきだと思う。
僕は既オーナーのブログを一年間くらい前に見つけて、ずっと欲しい欲しいと思っていたら、たまたま社屋移転(そう、今回、日本ロボティクス社は東京入谷から埼玉八潮に移転した)のための倉庫整理による放出を、たまたま見つけたのだった。
凄くラッキーだったけど、これ、定価でも34800円でも、ほとんど利益なしで売ってる状態なので、絶対にお買い得だ。
今なら、もう少しヤフオクで放出されると思うので、要チェックだ!!
DAHON OEMもたしかにいいのだけど、それはパテントの部分、ヒンジのところの値段だけであって、自転車の完成度や設計思想を考えると、これはもう明らかにライティの方が上質。
実は昨日、仕事場までライティで輪行したので、乗車インプレッションを次回の記事にしようと思う。
(重量バランスの件もまた次回で)
社長にお会いすると、これがまた面白い人で。
技術屋さんということだったが、本当に技術屋を人にするとこうなるというくらい技術屋さんて感じだ。
そして色々と興味深いことを教えていただいたり、ライティ(FR-16AL)の設計に関する細かいことなどを聞いたりした。
ライティ(FR-16AL)、これかなりお買い得だわ。
お金が掛かってる。
実は日本ロボティクス社のサイトには載っていない自転車がたくさんあるらしく、それは面倒だしお金にならないから載せないという(笑)、いかにも技術屋さんの考えそうなことなのだが、それらはさらにお金が掛かっていることは話を聞いただけでもよく分かった。
もちろんパーツのこまごましたものはそれほど高いシマノとかを使っているわけではないけど、これは「だって換えたければ換えられるでしょ」ということであって、凄いのは、もし設計上換えられない何か制限があった場合でも、加工機械が工場にあるので、それで「作っちゃう」という発想なのだ。
凄いでしょう?
例えば、ライティ(FR-16AL)は、フロント(チェーンリング)が48Tなんだけど、52Tとかに換えられないかという話をしたら、「あ、今作ってるとこ」だって!
僕も「それ絶対欲しいです!!」と言ったけど、後々よく考えたら56Tにして欲しいと思った(笑)
そしたらリア14Tをいじらなくて済むから。
社長さんに言えば作ってくれる(笑)
日本ロボティクス社が凄いのはここだ。
これは大手企業では絶対にできないこと。
あと凄い面白くてしかしガッカリしたのは、いわゆるホローテックのこと。
NIGO号はXTRのホローテックだし、CHOCO号はXTのホローテックが入っている。
これはどんな話だったかというと、簡単に言うと、ベアリングの問題なのだと。
そしてBBをいくら手で切削加工したところで(よくあるBBの切削器?を手でグリグリして切り直すのはみなさんご存知だと思うが)、あれでは精度が出ないそうで、つまり、左右で軸が違う!
日本ロボティクス社でこれを、つまりBB周りのタッピング、をするとしたら、セッティングから始めて、機械(当社自慢の3D加工機。1/1000mm単位で、金属を自由に3次元加工出来、どんなに難しい部品も、コンピューター連動で製作、とのこと)でタッピングするが、一日掛かりになるとのこと。
もちろん料金だってそれなりに高くなって、まぁ3万円は貰わないと、とのことだった。
いや、一日掛かって3万円ならむしろ安いですよ(笑)
あ、で、ホローテックだけど。
つまり、精度的に甘い、左右差が存在する中で、ああした軸を通して、しかもシールドベアリングを使ってしまっては、もうどうにも回らないとのこと。
やりたいことが分かるが精度の問題だと。
やはりカップ&コーンの方がいいのだと。
百年の歴史には意味があると。
うーん・・・。
たしかにXTR装着したときも、あれ?こんなに回らないの?と思ったのは確かで、だからTOKENのチラミックベアリングに換装したりしたわけだけど、そもそもそういう問題じゃないってことよ。
ガッカリ。
これはいずれ考えていこうと思う。
ライティに話を戻そう。
社長さんとの話で、ライティの凄いところが徐々に浮き彫りになってきた。
それは写真があったら分かりやすいんだけど、それはいずれ。
フレームの補強部分(サブフレームというのか?)の形状。
ちょっと文章では分かりづらいと思うけど、できるだけ書いてみる。
すごい細かいところで普通気付かないところだけど、ここにもちゃんと設計思想があって、金属のたわみや力のかかる方向などをちゃんと計算してさりげなくそんなサブフレームが付いていた。
それと、ハンドルポストのヒンジの角度。
これ、ヒンジ自体は既製品とのこと。
僕は、DAHONのヒンジの方が折りたたむのも早いしいいと思うけど、それは価格が跳ね上がるので、これを流用したんだろうと思った。
これはまぁいいとして、この角度が微妙で、ブロンプトンみたく、ちょっと前傾(くの字)している。
それは自分的には、ポジションを取るため(トップチューブ長を取るため)だろうと思っていたら、なんと折りたたんだときに、ホイールとフロントフォークの間に、ハンドルエンドがはまるようになっていたのだった。
つまり、折りたたんだときに、ハンドルが固定されるようになっているということだ(跡で自分でやってみたらあまり上手くいかなかったのだが。笑)。
それと、シート下、シートポストとチェーンステイの境目にあるサブフレーム。
これは単に補強だけの意味合いだと思っていたら、ここにもアイデアが。
実は、このサブフレーム部分は取っ手になっていて、そこを持って、サドルを脇に抱えるような感じで持てるようになっていたのだ。
しかも、重量バランスが良いのか、その形で持つと、とっても軽く感じる!
本当に軽いのだ。
重量バランスというのはとても重要だと思った(実は重量バランスはこれだけにとどまらなかった。後述)
それと、ハブ。
とにかく薄く、というのがコンセプトのFR-16ALなので、ハブも実は専用設計で、日本ロボティクス社のオリジナルハブとのこと。
どうりでどこのハブなんだろう?と見ても分からないわけだ(笑)
設計から始めて製作してるなんて、このハブだけでかなりお金掛かってるよ…。
そういう意味で言えば、リアスプロケットが5速というのも意味があって、これが6速になると厚みが出てしまうそうだ。
だからわざわざ5速にしたのだと。
で、これ最小が14Tですよねー、ここが11Tだったらかなり良いんですけどねー、と言ったら、そんなの作れば良いでしょって!
いま、台湾のDnP社でボスフリーの11-28Tの7速が出てるじゃないですか。
あれ、シマノがボスフリー11Tの製造をやめちゃったから、欲しい人は加工精度云々抜きでこれ買ってるでしょ。
でも、日本ロボティクス社でこれ作るかも。
というか、頼めば作ってもらえる。
ボスフリーの最小ギアってたしかナットを兼ねてるんだったよね。
だから、そういう加工してもらえば、手持ちのボスフリーのギア構成を組み替えちゃえば良い話なはず。
しかも、焼入れしてあって、相当加工精度があるので、それはね、もう買わない手はないってことになるわけです。
なので、やはり16インチ車オーナーとしては、ブロンプトンに負けたくないわけで(笑)、これに勝つにはまず駆動系から勝ちたいわけだ。
しかも、社長さんは当たり前のように、このライティを輪行目的で使うことを想定している。
なので、移動するときにどうしたらいいか、コロをつけるのもあり、車輪を前後動かせるようにして押すのもあり、というわけで、これらも話をしていけばできちゃうと思う。
ちなみに、ライティは車体剛性がかなり高い(社長さんいわく、自転車を横にして足でフレームの真ん中をぐいーっと押してもまったくたわまない)ので、漕いでいてロスが少ないということだ。
たしかにこの後、乗ったのだが、車体剛性はたしかに高いと思った。
むしろそれもあって、ブレーキはやっぱり換えなくては(笑)
他にも色々あったが、これくらいで。
とにかくこれを読んだ人は、ライティ絶対に入手すべきだと思う。
僕は既オーナーのブログを一年間くらい前に見つけて、ずっと欲しい欲しいと思っていたら、たまたま社屋移転(そう、今回、日本ロボティクス社は東京入谷から埼玉八潮に移転した)のための倉庫整理による放出を、たまたま見つけたのだった。
凄くラッキーだったけど、これ、定価でも34800円でも、ほとんど利益なしで売ってる状態なので、絶対にお買い得だ。
今なら、もう少しヤフオクで放出されると思うので、要チェックだ!!
DAHON OEMもたしかにいいのだけど、それはパテントの部分、ヒンジのところの値段だけであって、自転車の完成度や設計思想を考えると、これはもう明らかにライティの方が上質。
実は昨日、仕事場までライティで輪行したので、乗車インプレッションを次回の記事にしようと思う。
(重量バランスの件もまた次回で)
