月魚/三浦しをん | 本と音楽と酒とコーヒーとその他諸々あればいい。あ、映画も。

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文学とロックと邦画を愛するミハルの日常。好きなものは全部全部捨てられないよ。アルコールとカフェインも摂取し続けるよ。



限界と閉塞と鬱屈と、果てしない楽観主義で走り捲るぜ。

日々の出来事、バイト先での色々、本の紹介、その他気ままに更新予定。

1日で読み終えた本。


月魚 (角川文庫)/三浦 しをん

¥540

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古書店『無窮堂』の若き当主、真志喜とその友人で同じ業界に身を置く瀬名垣。瀬名垣の父親は「せどり屋」とよばれる古書界の嫌われ者だったが、その才能を見抜いた真志喜の祖父に目をかけられたことで、幼い2人は兄弟のように育った。しかし、ある夏の午後起きた事件によって、2人の関係は大きく変わっていき…。透明な硝子の文体に包まれた濃密な感情。月光の中で一瞬魅せる、魚の跳躍のようなきらめきを映し出した物語。


角川文庫の夏の100冊に選定されていたのがきっかけで、買っておいた本。

三浦しをんさんなので、やはりBL色が強いかも。けれどこの透明で美しい雰囲気にやられてしまう方は多いはず。古本の世界を上手く取り入れており、そのシチュエーションに満足しました。さらりと読めて面白いのは確かですが、何か少し物足りなさを感じさせられた感があります。いわゆる漫画的というか、いかにもすぎるシーンには少なからず閉口。好き嫌いの分かれる作品であると思います。しかし、繊細かつ濃密な2人の主人公の関係性は見ものです。夜の古い池を、月の光を反射させ、空中を透けるように飛び跳ねる朱色の鯉。そんな雰囲気が好きな方にはオススメ。