元々はアーケード用に発表され、後にXBOX360に移植されたシューティングゲーム『赤い刀』(CAVE)。私はどちらも遊んだことはありませんが、このゲームの曲を作曲された方についてはちょっと気になっていたので、このCDを買いました。『赤い刀』の音楽を作曲されたのは、2011年に37歳のの若さで亡くなられた、梅本竜さん。職人的な高い能力で作曲されていたとのことですが、私はあまりゲームを遊ばないので梅本さんが作った曲を聴いたことがなかったのです。そんな私が梅本さんの曲が気になりだしたのは、私が好きなゲーム音楽作曲家の一人が主催されたゲーム音楽イベントで、梅本さんの追悼コーナーが設けられたからです。その中で『赤い刀』から2曲ほど演奏され、その曲がロック調でとてもいいと思ったのでした。ですが今回取り上げるこのCDはあまり売られてなくて、売っていても少し高い……ということで買うのをためらっていました。でも最近、納得できる値段で売られていたので購入。そして聴いたわけですが、シューティングゲームらしくアップテンポ、ビートがきいている、ギターの音色がカッコイイと当たりのCDでした。早く買っておけば良かった。とにかく熱い!一番好きなのは2曲目の「涅槃門」。歪んではいるけど重くは無く、むしろ軽さを感じるギターの音色によるキャッチーなメロディーが印象的です。ただ、後で知ったのですが、このギターは実際に人が演奏したものではなくて打ち込みで再現されたものだそうです。ほとんど人間が弾いているように聞こえますが、これが梅本さんならではの職人技なのでしょうね。とにかくすごいです。他にも曲によっては尺八っぽい音が聞こえたり(5曲目の「鯉口」のイントロとか)、ゲームの世界が和風だけに曲のアレンジもしっかり和風ですね(当然といえば当然ですが……)。同じ曲が違うアレンジで違う曲で用いられているのは、映画音楽あたりでよく用いられる手法ですね。一つのテーマを色々アレンジしてたり。CDの終盤はゲームで使われたボイスなどが入っていて、曲だけを楽しみたい人には賛否両論かもしれません。ですが曲はどれも職人技が炸裂するもので、曲調も熱いです。ゲームを遊んでいなくても充分楽しめる点で貴重な『赤い刀 オリジナルサウンドトラック』、今は亡き梅本さんの渾身の職人技を堪能されたい方にも、是非。(押していただけると励みになります!)人気ブログランキングへ
出会った音楽メモノート
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