昨日は、PTA関連で研修会がありましたチュー

『人権同和教育研修会』

もちろん必須ではないので、

娘が1年の頃から、

お便りは来てましたが不参加でした


正直、同和教育ってゲラゲラ

と思ってました。

小学生の頃から

道徳の授業で、

部落差別の話とか映画とか

見せられてきました。

でも親の転勤で、5つの地域で過ごしても

一度も部落がある地域に住んだことはなく、

授業以外で『部落』という言葉を聞くことも

ありませんでした。

だから、

授業がなければ、

部落なんて知らずに済むのに、

教わらなければ差別なんてしないで済むものを

何でわざわざ教えてるの???

と思っていました。

高校を卒業して、

短大大学就職とあちこち引っ越しても、

やっぱり

部落というものを聞かずに過ごしました。


で、今更の人権同和教育研修会。

役だから参加、というのもありましたが、

わざわざ何を教えてるの?

と興味もありましたニヤリ


で、会場も『人権同和教育集会所』びっくり

町内の隣の小学校区内にあるのですが、

いや、だから今時、何でそんな建物があるの?

と思う僕。


研修会内容は

主に子どもの人権に関するもので、

いじめや虐待関連。

小学校の先生も参加する研修会なので

学校での対応についてもちらっと触れてみたり、

講師が元教師だったので、

『何でもかんでも教師に任せられても難しい。

保護者や地域の人も一緒に…』

みたいな話も聞きました。

どこでも聞くような内容で

正直、どうってことないものでした口笛

1年の時、

『参加するのが当然プンプン

みたいに言われた気がするけど、

実際にはPTA役員しかいませんでしたムカムカ


でも、今回、参加して良かったと思った

すごい発見がありました!!!

人権同和教育集会所というだけあって、

過去の資料や

地元の子ども達が書いた標語やポスター。

『解放子ども会』なんてものがあって、

なんでそんなに熱心なの?気持ち悪滝汗

と入ってすぐ、正直、思いました。

『で、なんの活動してるの?』

と偶然手に取ったファイルの中に

新聞の切り抜きのコピーがありました。

『調印式!!

これまで部落問題を背景に交流のなかった

地域が1つに…』

なんて記事でした

それが集会所のある地域だったのですびっくり

本当に西〇〇、東〇〇と分かれていて、

自治も運動会も祭事も回覧板すらも

すべて別だったと書かれてありました。


実際にあった!!というものを

生まれて初めて目の当たりにしました。


驚くことに、その調印式は平成8年。

つい最近でした

僕が高校生くらい?

学校で教わってた頃は

リアルタイムだったんだ!と

目から鱗でした。


そして、

市から出された、こんなのも貼られていました。


これが出されたのが、僕が生まれる少し前赤ちゃん

全然、効果なかったけどアセアセ

調印式の記事には、

『市内にはまだ同様の地域が複数あり…』

と書かれていました。

さすがにもう無くなったんじゃないかと

期待してますが、

20年、って

差別されていた側の人間にとって

まだ遠い記憶とは言えないよなぁ、と思います。

それは差別していた側にとっても同じことで、

公に明言できないだけで、

意識の中では差別感が無いと言えない

人もいるのかもしれない、

とも思ってしまいました。


『同和問題』って過去のことじゃなくて、

こういうことだったんだガーン

と初めて納得できました。


僕にとっては

あまり関係のない話だった道徳の授業。

実際に、部落差別がある地域で、

同じ同和教育の授業を

どんな風に先生たちが進めていて、

子どもたちがどんな反応だったのか、

気になってきました。