こんにちは。
令和元年の営業が終わり、束の間の正月休みを過ごしています。
今年も一年を振り返ってみようと思います。
平成最後の年になった前半は、１月のCHAKAとその仲間たち展の出店、高校生のアルバイトの卒業、春のチャリティーワイン試飲会、GWの昼夜休みなしの１７日連勤、令和特別メニューの販売などがありました。
元号が令和になったと同時に定休日を無くしました。
これまで月曜の夜を定休日にしていたので、最初のうちは全くお客さんが来ませんでしたが、今では休みのイメージもなくなり、営業が定着しています。
後半は、グランドメニューの変更、台風災害ボランティアへの参加、１２月の忘年会とクリスマスディナー、おせち料理の販売と、忙しく過ごしました。
１０月の消費税増税に伴い、グランドメニューの変更を行いました。
価格をこれまでの税別表記から税込に変えて、 数ヵ月前から準備と試作を繰り返して、メニューの内容も一新しました。
実質的な値上げになりましたが、中には値下げした商品もあり、５年間続けたグランドメニューの見直しとなりました。
お客様に喜んで頂ければ幸いです。
メニュー変更を期に一人で営業しようと思いましたが、同時期に高校生のアルバイトを迎え入れることになり、長く働いてくれている女の子も年末の営業に力を貸してくれました。
一人というのは、本当に無力です。
お店を伝ってくれるスタッフには、感謝しかありません。
リタの営業の合間を縫って、台風15号と19号の被害が大きかった千葉県館山市と福島県いわき市の災害ボランティアに参加しました。
当日のみの参加になってしまうため、長期で活動されている方の指示に従って作業をしてきましたが、未経験の仕事を人に教わりながら行うことで、初心に戻れた気がしました。
実際に見てきた被災地の現状や、ボランティア活動を通じて経験したことを、いろんな人に伝えていければと思います。
料理の面では、燻製料理、チキンの串焼き、ナポリのジェノベーゼ、ライスコロッケ、生キャラメル、ポテ、パエリアと新しいメニューもお出ししました。
中でもお客様に差し上げるために作り始めたマカロンは、今ではリタの名物の1つになっています。
１２月の繁忙期が始まる前に、先月で閉店した築地のイタリア料理店に行ってきました。
その時食べたカルボナーラが美味しくて、過ごした時間がとても楽しくて、師走の戦いに挑む自分の活力になりました。
料理には人を救う力がある。
そんなことを感じています。
その理由はまだわかりませんが、自分の料理に救われる人もいると信じて、目の前のお客様のために全力を尽くしていこうと思います。
昨年は大きな変化があった年でしたが、そろそろ今年の仕事始めに向けて、動き出さなければなりません。
２０２０年はどんな年になるのでしょうか？
２０１９年は人をしっかり見れるようにと考えていましたが、まだまだ果たせていません。
人生のテーマとして継続していきます。
今年の目標は人に協力することです。
自分の本分以外のことに費やせる時間は限られますが、困っている人のために何か一つでも手助けできればと思います。
あとは、人に親切にしたいです。
人が人に優しくなれたら、もっと心が豊かになれるのではないでしょうか。
人間は完璧ではありません。
同じ間違いを繰り返したり、人に迷惑をかけることは誰にでもあります。
時には人前で醜態をさらすこともあるでしょう。
でも、大切なのはどう立ち直るかではないでしょうか。
今の時代は、失敗した人間を影で責めて咎める世の中になっています。
でも、過ちを犯した人間を許すこと、孤立した人間に手を差し伸べることができたら、お互いが成長できるのではないでしょうか。
当たり前のことかもしれませんが、そんなことを思うのです。
自分もそうやって、いろんな人にチャンスを与えてもらってきました。
長くなりましたが、今年も皆様が健康で過ごせることを祈ります。
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。
とみおか食堂LITA 店主
