前置詞【aboutとonの使い方について】 | 【現役の通訳が教える】スピーキングとリスニングの上達法

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【aboutとonの使い方】

「~について」

という意味でよく使われる単語about

「~の上に」

という意味で使われるon

この意味で覚えている人が恐らく一番多いのでは
ないでしょうか?

ですが、このaboutとon
日本語訳だけで覚えてしまうと少し厄介です。

例えば、「英語について書かれた本」なら英語では、

a book about English

と思い浮かぶのが一番多いと思うのですが、

実はこれは、

a book on Englishという言い方で表現することも可能です。

というわけで、
今日はaboutとonについて説明しますね(^_^)

最後に簡単にまとめますが、

マスターするためにも、
詳しい説明にも必ず目を通しておいて下さい!

【aboutはこう使うべし!】

「~について」「大体~」など

大雑把な言い方をする場合に使われるabout
つまり「近似」のニュアンスが含まれています。

数や時間がハッキリしないときに使われる場合が一番
ポピュラーだと思います。

この意味でのaboutが所謂、日本語では
「~について」だとか、「大体~」と訳されているわけですね。

これとは違ったもう1つのaboutの意味

それは、『動詞の前に置かれたとき』です。

日本語で言えば、
「いまにも~しそうな」という意味になります。

例えば、

I'm about to leave now.

(今(ちょうど)外出するところでした)

つまりaboutには動作の開始の「周辺(いまにも~しそうな)」
というニュアンスも合わせて持っている単語で、

それ「自体」に到達することはないわけです。

aboutについてはこの2点をまずは抑えておけば、
問題はないと思います。


【onはこう使え!!】

まずはonが持つ基本的なニュアンスですが、これは、
一言で言えば、「接触」です。

つまり、

● 接触している部分に焦点が当てられる単語です

そのため、冒頭でも挙げた

a book on English

という表現では英語そのものに焦点が当てられた本。

つまり、英語に取り組む専門分野の人たちが書いた
専門書といった感じのニュアンスになるわけです。

a book about English

では、aboutは「周辺」という
ニュアンスを含んでいる単語ですので、

これは、恐らく、英語についてだけ書かれて本ではなく、

英語の起源だとか、文化だとか、
英語に関連したことが書いてある本。

こういった感じになるわけですね。


【まとめ】

●on →専門的な話
●about→ それ(aboutの前にくるもの)にまつわる色々な話

以上、参考になれば幸いです。


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