今日はガレージキットについて。



完成品をオークションでよく見かけると思いますが、造形や塗装が残念なモノでも数千円、目がマグネットのように食いついてしまう程の逸品なんかは数万円の値がつきますね。








何故これほどまでにガレキは高いのか。







一つはいろんな意味で稀少だから高値がつく。


数に関しても一般的なフィギュアに比べると圧倒的に少量生産です。

そして痒いところに手が届くというかファンの心をくすぐるようなキャラ、シーンチョイスが多いのも魅力です。万人ウケのキャラをチョイスして利益を考えるなど大人の事情をあまり気にする必要がないので、個人の趣味の要素を前面に出せるわけです。










また、入札以前にスタートから高いモノも多いですよね?




二つ目のガレキの高い理由として、ガレージキットを完成させるには











ひじょーに手間がかかるからです(笑)









それを説明するにはまずガレキの作り方から知ってもらいたいのですが、





読む前に今日の記事はにわか仕込みの知識ですので大体こんな感じ程度に受け取ってもらえればと思ってますので厳しいツッコミはしないでね(笑)













ガレキにはレジンキットとソフビキット、大まかに二種類あります。




レジンキットはまず量産するための素体をパテ等で作ります。


粘土のような感じで、それは時間と共に硬化していきます。この間で大雑把に形を形成し、固まったら削ったりやすったりして完成させます。




ちなみにフルスクラッチというやつはこの素体でもうペイントを施しちゃうモノなので量産性はなくほぼ一品物になります。(増やそうと思えば増やせるんだろうけど)




話を戻しますが、要はこの完成した素体をシリコンで包んで型を作り、その中にレジンを流し込んで固めたモノがレジンキットになるわけですね。


素体はモノにもよりますがそのままだったり、大概はパーツごとに分断してしまいます。




次に箱状のものにシリコンを半分程入れ、素体に離形材を塗り(後で素体とシリコンを剥がすため)パーツを入れます。この際パーツには棒のようなものを隣にくっつく形で置いときます。これが後にシリコンの流し口になります。


また、周りのシリコンにはポツポツをつけます。レゴブロックのイメージです。



そしたら一面に離形剤を塗って素体が埋まるまでシリコンをいれます。





後は固まってパカッて剥がして素体をとったらレジンキットを生産する型の出来上がりです。







次に出来た型に離形剤を塗り、合わせます。この時、先程のブツブツを作っとくことでレゴブロックのようにズレないで合わせる事ができるんですね。


合わせてしっかり固定したら、棒の型で作った流し口からレジンを流し込みます。


再度固まるのを待ち、シリコンを剥がせばガレージキットが生産完了です!












ふぅ。文章だけで分かってもらえましたかね?画像とかあればわかりやすいんだけど用意するの億劫だったもんでww










さあ!このガレージキットをいよいよ完成させます……が





組み立てて塗装して終わりでしょなんて思った人。



















ここから完成までどれくらいの日数がかかるかというと


























とブルマさんは大げさですが、ここから更に長ーい道のりがあるんです。飽きちゃった人はページを閉じてドラゴンボールGTを見よう!







このガレージキット。いろいろ思い出して下さい。まず、レジンの流し口ありましたよね?レジンを流し込んだということはキットに棒状のものがくっついてるということになります。


これをギリギリでなくちょっと余す形でカット。そこからニッパーやヤスリで綺麗に取り除きます。



もう一つ、キットにはシリコンを剥がすための離形剤が塗られています。この状態では塗料を弾いてしまい塗装できません。



これを取るために沸騰したお鍋につけ、ブラシとクレンザー(専用剤もあります)なんかで隅々まで丁寧に離形剤を落とします。乾かしてちゃんと落ちていればキットのテカりがないはずです。ある時はまたやるかヤスリをかけるとかします。




次に、レジンキットには特にその製法ゆえに気泡やシリコン合わせたラインのはみ出しみたいなのがどうしてもできてしまいます。運がよければあまりないし悪ければメチャメチャあります。その修正をしなければなりません。


はみ出しはヤスリをかければ済みますが気泡の除去が厄介なんです!

気泡にはパテや瞬間接着剤を入れて固めて削ります。削った際、別の所から気泡が出たりで大変なんです。


また、細かい部分なんかは破損しやすいのでそこも同じように修復します。







ここまで出来たらテープでとめたりで仮組みをしてみます。






するとパーツの多いものだと接合部にスキマが出来てたりします。このチェック無しに接着すると合う場所が合わないで固まったりなんて事になるのでしっかりチェック。その際のスキマなどには気泡埋めの要領で修繕します。


また、接着剤だけでは不安な箇所には穴を開けて真鍮、(針金みたいなもの)などを入れます。



ここまで来たらいよいよ塗装に入れるわけですが、安心するのはまだ早いですよー。



まずレジンキットというのはもともと塗装するにはむいてない素材です。その素材に塗料を馴染みやすくするためにプライマーというのを吹きつけます。


塗料をつきやすくしたら今度はサーフェイサーというのを吹きます。これの効果はその色によりキットの傷や気泡が目立ちやすくなるため、塗装前のキット最終チェックができるのです。ここで傷とか見つけたら再度ヤスったり綺麗にします。また僅な傷やざらつきをなくし滑らかにしてくれて塗装の下地にもなっています。この上から更に真っ白にすると明るい色ものりやすくなります。



好きなように塗装したらパーツを接着、仕上げに塗装が落ちないようトップコート、ツヤ消しなんかを吹いて……完成です。。。







今回はレジンキットの製法ですが、ソフビキットの場合。皆さんお持ちのソフビ、ありますよね?あれみたいな感じで中に空洞あると思うんですがそのままだと形成維持に不安があるので、中に石膏やレジンを流したりします。重たいガレキはソフビキットのはず。


また、空洞があるため歪んでたりすることがあるんですがそれはお鍋に浸けた際柔らかくなってるので矯正して冷めるとそれが維持できます。




















ブログ始めて以来の長文をここまで読んでくれた方、お疲れでした。





しかし、ガレキを作成する方はこれの何倍とお疲れなのです(笑)ここに記した過程は大雑把なもので、専門の方は更にいろんな事を行ってます。ガレキにはこれだけの手間がかかってると思うと高いのも納得できますよね。塗装とか考慮すると良いも悪いも完全に一品物ですからね!






でもモノによっては造形だったり塗装が微妙で手間かけたわりに安値だったり。。




組立てや塗装をしっかりする人もいればしない人もいてオークションでそれを判断するのは困難
です。なので個人作成品よりはしっかりした専門の方にしてもらうのが無難ですが…












なんで今回こんな記事を書いたかというと、だいぶ前に僕もガレージキットを購入したんです。未組立のやつ。


造形が良さそうだったのとお手頃価格だったので、今回書いた内容をちっとも知らなかった愚か者の下級戦士は商品を落札。






ガレキ代行を調べてビックリ。大体3万~なのがほとんどwwwリペイントとはまた訳が違ったのである。




なんでやねん、って事で最近勉強を始めたわけなんですが…せっかく入手したこのガレージキットをどうしようかと。



三万以上もかけたくないけど完成品として置きたいしな~




















と、いうわけで!トムさんはリペイント始める事にしました!








ある程度出来るようになったら例のガレキに手をつけたいと思います。これに関しては小さめなのでベタ塗装でもいいかなって思ってるので。




機材に関しては既に購入してしまいました良し悪しよくわからずに。やっていって必要性に気付けたらその時にまたって感じで。


8畳の1ルームで果たしてまともにできるのか一抹の不安がありますが、いやいやそれ以上にただでさえ更新率の悪いこのブログがいよいよ更新できなくなりそうなのが不安ですwww

本日はこれにて。