今年ももう一週間を切りましたね。
皆さんはどんな一年をお過ごしでしたか?
私は、3年前に大きなモノを失って、そこから2年かけてゆっくりと這い上がってきた、そんな一年でした。
さて、今日の読書日記は山本文緒さんの「なぎさ」です。
ストーリーとしては、ブラック企業に勤めるサラリーマンの妻が妹とカフェを開業するといったお話なのですが、その中での登場人物の中で、気になった人が2人いました。
一人はモリさんという風来坊。そしてもう一人は「所さん」です。
この「所さん」がいいことを言うんですよ。
その中でも、印象的だったのは次の箇所です。
■■
「私は両親への気持ちにけりをつけないといけませんよね。問題はやっぱりそこなんじゃないかと思います。」
所さんは笑みを浮かべたまま私の肩をそっと叩いた。
「力まなくていいよ。けりなんかつかないよ。でも気持ちに区切りをつけるのはいいことかもしれないね。生きていくということはやり過ごすということだよ。自分の意志で決めて動いているようでも、ただ大きな流れに人は動かされているだけだ。
成り行きに逆らわずに身を任すのがいいよ。できることはちょっと舵を取るくらいのことだ。」
私はしばらくじっと所さんの顔を見ていた。やがて彼の笑顔がにじんできて、水滴になり頬を伝って落ちた。
■■
所さんのいうように、来年は、成り行きに逆らわないながらも、もうちょっと自分で舵をとろうと思います。
来年は、、来年こそは、、、もうちょっと浮上したいなぁ。