読書日記(51) 「自殺」 末井昭著
この本、タイトルから見ると「重い」と思うかもしれません。
しかし、その重さを払拭するくらい、著者自身のことをあっけらかんと自己開示しているので、とても読みやすいです。
筆者はこう説きます。
■■
もしあなたが、自殺しようかどうか迷っているのでしたら、どうか死なないで下さい。
そこまで自分を追い込んだらもう充分です。あなたはもう、それまでの自分とは違うのです。
今がどん底だと思えば、少々のことには耐えられます。そして、生きていて良かったという日が必ず来ます。
それでも自殺を思い留めることができなかったら、とりあえず明日まで待ってみて下さい。
その一日が、あなたを少し変えてくれます。時間にはそういう力があります。ほんの少し視点が変わるだけで、気持ちも変わります。
そしていつか笑える日が来ます。きっと。
■■
こんなことブログで書いていいのか分からないですが、
(っていうかもう書いちゃってるのですが、)
数年前、私生活ですさまじく落ち込んだことがあります。
何故だろう、その時は本当に何もかもうまくいかなくて、無職だったので職を探していたけど上手くいかなかったし、それまでコツコツと貯めていた大金を失ったり、友人もどんどん離れていったし。
結婚していたので、妻がいるじゃないか、と思っていたのですが、妻にも相談できない位気分が落ち込んでいたので、フラストレーションが自分の内にどんどん蓄積していたのです。
そんなある時、私はこう思いました。
「楽な死に方はないかな」と。
でも、結論からいうと、私は死ぬことは出来ませんでした。
臆病だったのです。小心者だったのです。死ぬことがすごく怖かったのです。
そんな小心者の私はある行動を取りました。
「いのちの電話」に電話をかけたのです。しかし、いくらかけてもつながりませんでした。
私は単に「死にたい」ということを誰かに言いたかったのだと思います。
そこで、私は突飛な行動に出ました。全く場違いの人にその内情を相談したのです。、、、交番のおまわりさんです。
交番のおまわりさんに、深刻な人生相談をしていたのです。
そして、おかげさまで何とか自殺という行為を思い留めました。
■■
死にたくなるという願望の背景は人によって様々だと思います。
でも、やっぱり私も末井さんと同様、こう言いたいです。
「どうか死なないでください。時間が解決する場合もあります。」
そして、これは小心者で若輩者の私からの二つのアドバイスです。
① 死にたくなったら、もう誰でもいいから、とっつかまえること。
もうね、誰でもいいです。キャバ嬢でもおまわりさんでも。(すみません、おまわりさん)
もちろん、自殺防止のNPOはたくさんありますから、片っぱしから電話をかけてみるのもいいと思います。とにかく、自分の抱えているものを少しでもいいから吐き出すこと。これが大事だと思います。
② どうしようもなくなった時用に、元気なうちに50万円を稼いで用意しておくこと。
①のように誰もつかまりそうにないし、本当にどん詰まりになったら、その自分のお金を持って逃げちゃうんです。そして、時間が解決するのを待つんです。50万円あれば、東南アジアか物価の安い地方に行って、数か月は生活できると思います。
その数カ月が貴重だと思います。
そして、平時では絶対にこの50万円は使わずに取っておいてください。
今でこそ比較的安定した日々を送っている私ですが、未来はどうなるか誰にも分かりません。
そして、こんなちっぽけな私のアドバイスが役立つか分かりませんが、ちょっとでも参考になればうれしいです。
最後に。
自分から死ななくていいんですよ。
だって、いずれ、みんな死ぬんだから。