「んーーわかれないと思うよ」
「だって、例えば転勤があったとして、
なんで別れるになっちゃうの?
遠距離は耐えられないとか?」
と、モドキは不思議そうに言いました。
「浅はか。雑。若いなーーこの人」
と、ワタシは思いマスタ。
耐えられるもなにも、
あなたが転勤しても、何してもいいけどさ。
それって、いつですよ。笑
あたし、60過ぎていそいそと、出かけんの?
あなたのとこまで?
あなたが私のところに、くるの?
わざわざ?
ないないないない。
大体、その移動費、誰出すの?
もーね、あなたの老後と私の老後は
交わらないんですわ。
仕方ないわよね。仕方ないのよ。
こればっかりは。
お互い生きてる世界がちがうんだもの。
てか、あなたは「世界」を築いちゃってるから、
アタシを入れようがない笑
私は、若干の余地はあるけど、
それだって、かなりの老婆。
一緒にいると落ち着くからって
わざわざ遠くにいるあなたに会いに行く
必要ある?笑
ないわ。ないなー。笑
あなたは、退職後、
嫁と振り返りの時間を持ったらいいですよ。
それしかないんだから。
アタシじゃない。
ワタシは「これからのこと」すら
一緒には語れない老婆なのだし
一緒に生きてきてないから
振り返りもできないし。
あなたにとって、
なんの役にもたたんのよ。
今、ちょっとだけ「世界」から
外れた土地で、
あなたが築いた「世界」のために
働いてるからこそできる
なんつーか、お戯れなんすよ。所詮。
おままごとにもならんよーな。
あたしがなんで、その世界のために
使いパシリしなきゃならんの?
あなたの「働く」に対しての活力が
アタシのヒーラーハンドなのだとしたら、
それは、アタシがあなたの「世界」のために
やってることなんだよね。
因数分解するとさ。
そこ、わかってないで、しれっと
「癒して欲しい」とか言ってるんだなー。
きみは。
残酷ねー。ま、いっか。
「しーかれ」を楽しみ
「まーつー」とか言って
疑似を楽しんでるにすぎひんねん。
そもそも、仙台妻に、あんた、
お金かけてます?
いーんじゃない?それで。
アタシが、わかってて、
その疑似に付き合ってるんだから。
あ、悲しんで言ったりしてるんじゃないの。
嫌味な気持ちを含んでも言ってないのよ。
これが。
淡々とたんたん。
見てるのよ。あなたを?