昔、飲食店でバイトをしたときの話ですラブラブ

 

新卒就職をやめた私は、独立して、少し仕事をしていましたがまだまだ量が取れず。

父の会社の経理もやり、8時間はそこで過ごしながらやるべき仕事をするような生活でした。

 

そして終わったら夕飯食べて、少し寝て、毎日遊びに行くグラサン

今では考えられない生活です。

 

そんなことをしていた矢先、知り合いの割烹料理屋のママが、会社辞めたなら手伝ってよ。と仰り、週3程度お手伝いに行くことになりましたキラキラ

お金というよりも、お料理の世界を見てみたかったし、ここに来るお客様がなかなかの方が多くお近づきになりたかったてへぺろ。(へんな意味ではないです。仕事ほしいので)

 

仕事は、ホールとカウンターの接客、ドリンク作りうずまき

とはいっても、大将とおかみさんご夫婦と3人なので出来ることは何でもやる、開店前には掃除もするし、お皿を準備したり、手が空いていたら洗い物をしたり、結構忙しいダッシュ

そういう仕事は頭を使いませんが、お料理の説明をしなくてはならないので定番メニューはもちろん覚える必要もあるし、季節のメニューや当日限定メニューは出勤したらすぐ大将が教えてくれて、頭に入れる!。これが知らない名前の魚や野菜だと難しいんですよ。

 

おかみさんに言われたことは、目配り気配りが大事だと目

テーブルいっぱいにお皿があると、お客様が落ち着かないけれど、

ただ「おさげしまーす!!」みたいに行くとさっさと食べろみたいになり失礼だから、

ドリンクが空くか空かないかくらいの時に、

「お口に合いましたか?お皿下げますね。飲み物何か用意しましょうか?日本酒生ビール

みたいな感じで、さりげなくやることがすごく重要でした電球

 

密談されたい方もいらっしゃるので、そういう方は和室使いたいと先に連絡くれたり、和室は大抵空いているので、「ママ、使わせてもらうわ」みたいな感じで、入っていくと、その時はあまりお部屋に出入りもせず、おかみさんもわかってて、ザ食事っていうよりも先付のようなものを1度持っていくくらいであとはお酒の注文がある以外は入らないし、そこは私は行かなくていいと言われてました。

 

またカウンターに座る方は、おかみさんと話したい方も多いし、一人で来ている方などは特に話し相手を求めていることもあるので、差しさわりのない話題で話し相手になることウインク

決して安い店ではないので、お客様も40代以上が多く、絶対20代の私には会話が合うわけがないと思っていたのですが、意外にも若い子の意見を聞いてみたいというような方もいらっしゃり、ビールをごちそうになったり、チップをくれたり、なかなか経験できない仕事をさせていただきましたスター

もちろん、常連さんの名前は必ず覚えるように言われました。

そういう方は大抵初めてお会いするときに名刺をくれたりしますし、大将やおかみさんが名前を連呼してくれるのでその隙にメモ。

味は美味しくて当たり前花、そのお店の空間にいる時には楽しい時間を過ごしてほしいというお二人の心意気が感じられますまじかるクラウン

 

店は、6時からですが、大将は朝から仕入れに行き、2時くらいから下ごしらえしているし、おかみさんも銀行に行ったり、メニューを書いたり、ほぼ休む時間はなく、働かれていました上矢印

私も4時から行き、出来ることは手伝って、お掃除とその日のメニューと、ご予約の方のお名前やその日の来店目的を覚えること、大将の料理作りを見たり、興味津々うずまき

 

場所柄、5時ごろ仕事を早く切り上げいらっしゃる常連さんもいるので、5時までには全て終わらせる!。

そういう方は限定メニューが食べたいから早くいらっしゃるんですよね。

もちろん早く来られても大歓迎です100点

早くに来て悪かったね。と私にチップくれたりするし笑。

 

明らかに、同伴かな?と思われる女性と一緒の方もいますが、そのあたりのことも聞く必要もちろんないし、女性も落ち着いた感じの方が多かったです。さすがにP活みたいなお客様は来ませんでした。割烹ですし、いわゆる客層が違うのでしょう。

とにかく働きやすかったです。

私の父母や、父の友人たちも来てくれて、それからずっとご贔屓にされてる方もいらっしゃいます。

ありがたいです。

 

おかみさんは口うるさいとかそういう人ではなく、とてもやさしい人完了です。

でも、ダメなことはダメという厳しいさもあります。

それはお客様を大切にすることに直結すること。

だからこそご夫婦でお店を盛り立てて行けるだなと実感します。

 

・たとえ常連さん同士お友達であっても、「昨日〇〇さん来てました」とか、他人の行動をお客様には話さない。聞かれたら、昨日かな?一昨日かな?って感じでボカす。誰と来てたは絶対言わない。

・お客様が、ご家族の悪口(特に奥様)を言っても同調しない。「うちのやつは料理が下手だ」と言ったとしても、「お忙しいからゆっくりお料理できず簡単なものになってしまうのかもしれないですね」、「家庭料理に勝るおいしいものはないですよ。」と肯定も否定もしない。

・おかしな関係かな?と思っても詮索しない。←こんなのは当たり前。そこまで個人的なことに関心を持つ資格はないです。

・忙しくても走り回ったり、ガチャガチャやらない。ここのお客様は、高い場所代と美味しいものを食べにくる。チェーンの居酒屋じゃない!。大将もおかみさんも忙しくてもめっちゃいつも笑顔。

・お店で耳に入った話、来た人の話、他のお客様にはもちろんのこと、絶対外でしない!!。それなりの人たちの会話だからね。

 

韓国移住前、だんだん私の本業も増えてきて、1年くらい続けて終了しましたが、

正直、新卒で入った上場企業よりも、ずーーーっと自分のそれからのキャリアに役立てられた料理屋でのお仕事。

どんな仕事でも、メンターは一流の人であるべき二重丸OK

 

このお二人がすごいのは、なんと、3人の男の子がいらっしゃいます。

おかみさんのご両親が見ててくれたとのことですが、ほぼほぼ仕事なのに、子育て大変だったでしょうね。

私と同じくらいの長男さんは、どこかに修行に出ていたんですが、去年からお店にいて、近々2号店的なものを出すそうです。

 

少し食べられるものが増えたので、久しぶりに父母とオッパと行ってこようかな音符