前回の続きです。
さりげなく、カミングアウトしている事があります。
大阪公演の翌日、東京でライヴを行ったYour Favorite Enemiesは、
その翌日には、京都まで戻ってきてアコースティック・ライヴを決行しました。
決行・・・と書いたのは、実はこの日は台風がやって来た日でして、
当日の朝から大阪は酷い雨で、大雨警報まで出ていたからなんです!
「中止になるんじゃないのか!?」と心配した私は、
バンドと親しくて、今回の全ライヴに参加されたLilsieさん(私のMySpace & Facebookフレンドでもあります)の携帯に電話して聞いてみたところ、
「もう今、新幹線に乗ってるよ!」との事!
決行ですかい!そうなれば行くしかない!
でも、私はその日も仕事があった。
夕方4時までに現地に行くには、仕事を早退しないと無理。
しかもその日は、予約のお客さんが詰まっていて、早退できるか怪しかった・・・。
しかし、文字通り、天は私に味方してくれた。
「台風だから行けません」というお客様が相次ぎ、一転してヒマになったのだー♪
で、「京都、行って来てもいいよ」とのお許しをいただいた私は、
小学生の息子を連れて、嬉々として一路、京都へ!
地下鉄と阪急電車を乗り継ぎ、嵐山へ到着。
以前から嵐山へ行きたがっていた、電車大好きな息子は、長い道中もご機嫌だ♪
そこから、ライヴ会場の愛宕念仏寺へは、更にバスに乗る。
嵐山や嵯峨野へは、遠足等で何度も来たことはあるけど、このお寺は初めてだ。
なんでも、バンドと交流の深い芸術家・西村公祥さんの「つて」で実現した、お寺ライヴとの事。
大阪は強い雨と風で、子供の傘がひん曲がったほどだったが、
京都へ着いた時は雨は一時的に小降りになっていた。
そのせいか、バスの窓からは、観光客のそぞろ歩きが目に着いた。
桂川が、物凄く水かさが増して荒れ狂っていたのが、台風が来ているのを物語っていたけれど。
そのお寺は、バスの終点・清滝の一つ手前、少し山に入った所にあった。
早速、お寺の門をくぐり、拝観料を払うと、奥にAlexの姿が見えた。
石畳の急な坂道を登って案内されたのは、ライヴが始まるまでの待合所になっている、
とあるお座敷だった。お堂と呼んだほうがいいのかな?
入って行くと、Lilsieさんがいらっしゃったので、子供と一緒に挨拶。
座って待っていると、すぐにソコが普通のお座敷ではないのに気がついた。
壁面と天井に描かれた、おそらくは仏教世界と龍の絵。
そして、一列にならんだたくさんの木彫りの仏像・・・。
特に、その龍を見たとき、西村公祥さんの絵を初めて見た時と同じ波動・・・みたいなものを感じたので、
ライヴ後、公祥さんにうかがってみると、やはり彼のおじい様の作品だった!
このお寺は、彼のご実家だったのだ。
ライヴの前に洗面所へ行っておこうと、お座敷を出かけると、
キーボード兼ヴォーカルのIsabelにばったり出会った♪
「♪♪また会えて嬉しいわー♪」と、お互い笑顔に♪
実際に会うまでもキュートだと思っていたけれど、実物の彼女は本当に愛らしい♪
この日は、黒地に白いレース柄のスカート、赤いレインシューズがとてもよく似合っていたので、
「そのスカート姿、とてもラヴリーだよ♪」と口に出してほめちゃいました♪
会場となる「本堂」は、更に坂道を上った所にあった。
観客は、畳&座布団の上に座ることに。
わりと前の方に陣取れたけど、ライヴが始まって気がついたら、
そこは丁度、Alexが柱の影になって見えない場所だった(^_^;
Jeffもよく見えない位置だったけど、ギターではなくパーカッションを担当していた。
ベースのBenが、Sefとともにギターを弾いていた。
このアコースティック・ライヴは、2日前のライヴより、更にメッセージ性の強いものになった。
2日前は聞き取りにくかったIsabelの美声が、よく響く。
Alexも、MCというより、歌と語りが一体となった感じで、語る、語る。
Mooseは、穏やかな表情でJeffとともにパーカッションに専念している。
ライヴ中に、雨が強くなり、サーッという雨音と薄暗い空間とAlexの歌声がミックスされ、
なんとも形容しがたい、ファンタスティックな世界が生み出された・・・!
2日前にも演奏された、"From the City to the Ocean"という曲、
私は正直、この曲はよく知らなかったのだけど、ライヴハウスではやや退廃的に聞こえたこの曲が、
アコースティックで、この不思議空間で聴くと、別の曲のように聞こえた・・・。
語りが多かった分、曲数は少なかったけれど、なぜか満ち足りた気分になれたライヴだった・・・。
ライヴ後は例によってMeet & Greet...!!
この薄暗い空間で初めて気がついたのだが、私のデジカメは、たとえ電池が切れていなくとも、
ちゃんと撮影が出来ない・・・つまり性能が悪いのだ!(T_T)
Isabelや、バンドのお手伝いのメインスタッフ・ Stephanieと、私の息子と写真を撮っていただいたのだが、
画面が暗くて仕方がなかった。
もちろん、フラッシュをたいたけれど、できあがった写真もやはり薄暗かった(^_^;
今回も帰りのバスを気にしながらのMeet & Greetになったけど、
Alexとはちゃんと話が出来たので良かったと思う。
子供を連れていたので少し驚いていたようだったけれど、
息子のことをAlexには説明しておいた。
息子には、見た目には分らないが実は障害がある。自閉症だ。
軽度なので、お出かけや、じっと座ってライヴを聴くことも可能だけど、話すことが苦手なのだ。
Alexは、そんな子供のことを、「祝福された子」だと言ってくれた。
海外ではよく、自閉症児をそんな風に言うと知ってはいたが、それでも嬉しかった!
「出来るだけ早く、日本に戻って来てね」と言うと、
「もちろんだよ!出来れば、11月にも来たいと思っているんだ」と答えてくれたAlex。
写真を撮る時も、「もう少し明るい方へ立ってもらえる?」とお願いすると、縁側にまで出てくれた。
この時の、Alexと私と息子の3人が写った写真は宝物だ♪
"Keep in touch !"と約束してAlexに別れを告げた私達は、あいかわらずの酷い雨だけど、
晴れ晴れとした気持ちで家路についたのでした(^^)