記事がジグザグしてすみません・・・。
今回は、義母の手術の結果のお話です。
手術翌日の12月26日(水)に、夫と私で義母の入っているHCUに行きました。
本来は面会が14:00~19:00となっているのですが、我々の仕事上、休みの日以外はどうしても無理で、この日は12:00に行ってみました。経験上、けっこう見逃してくれるので、普通にイケるよねーといった軽い気持ちで向かうと…。
「…本来は、面会時間は14時からと決まっているんですが。」
「いやー、あの仕事でどうしてもこの時間でないと、あとは夜中の12時になってしまうので…。」
「…今回は特別ですが、次回はお仕事がお休みの日にお願いします。」
…。これはダメだ…。本当に休みの日にしか行けない…。ムムッ。
「特別に」通してもらった、時間外のHCUの義母の病室。
ふだんニコニコして応対する義母なのですが、このときは憔悴したような疲れ切ったような顔をして、ティッシュでおでこをひたすら拭いていました。
食事の時間だったようで、お膳がセットされていました。おかゆ…といっても、「おかゆ?」みたいなナゾ物体、菜っ葉をただゆでただけのナゾ副菜、紙パックの豆乳、何かのゼリー。
(このおかゆは、米をじっくり炊いたものじゃなくて、ちょっと煮たものをミキサーにかけたような、ザラザラした怪しい感じでした。三分粥とかではない)
なんかすげーマズそう!!しかも味がついてないらしい。
全然箸が進んでいない様子。
私「…おでこどうしたんですか?」
義母「…ん…ちょっと冷や汗がねぇ…」
夫「身体どうだい?」
義母「お腹はたぶんいいけど、…脚がね…立てないんだよ。」
夫「えっ!?なんした?」
義母「(左膝をこぶしで叩きながら)ここが、全然感覚ないの。で、立つと足が抜けちゃってダメ。」
夫「えぇー!…でもさ、きのう手術したばっかじゃん。もしかしたら麻酔の影響がまだあるのかもよ?あんま心配すんなよ。ただ、明日になっても変なら、遠慮なんかしないでちゃんと病院の人に言いなよ?」
義母「…うん…そうだね…」
時間外に無理を言っているので、あまり長居は良くないと思い、早々に病室を出ました。
後日判明したのが、腫瘍を取り出したときに、膝まで続く神経の一部を傷つけてしまったという事実。一応病院側から謝罪はあったそうです。
私が主治医から直接聞いたわけではないので、細かいことはよく分からないのですが、こんな感じです。
去年(2018年)8月あたりから、左の膝が痛いと訴えていました。同時に、左のお腹の奥も痛く、触るとハッキリしこりがわかるくらいに巨大化。
病院で検査をしたところ、左の腎臓の近くの筋肉の間に腫瘍があり、もともと「難しい手術で、過去に例がありません。特別に医療チームを作り、対応いたします」との話でした。
大きくならなければ問題はなかったのですが、この一年で10cmくらいまで膨らみ、左の腎臓から出ている尿管をメインに、ほかの臓器も圧迫していて、良くないと。
はじめは、「手術なんて高校の時の盲腸の手術の時以来だに」という義母なので、抵抗があったらしく、「(開腹手術なんて怖いし)仕事があるから手術なんてしません!」と言い放っていたそう。でも、夫が一生懸命に説得し、医師との次の面談時に義父も同席し、しぶしぶ承知したという経緯があります。
そんなわけで、一生懸命説得した夫としては、「アンタの言う通りに手術したら、立てなくなっちゃったじゃないか!」と恨まれるのがつらいと…。
しかし、HCUの中ではふさぎがちだった義母でしたが、一般病棟に移ると、みるみる体力をつけて元気に。(たしかにあの雰囲気では鬱になるよな…)
食事も美味しくなったし、簡単な装具をつけてリハビリに励むうちに、歩行器なしでも立てるように!すごい回復力!でも油断すると、カックンと抜けるらしく、気は抜けませんが…。やはり歩くには、歩行器や装具が不可欠のようです。今後も。
採寸して、7万円もする本格的な装具も作り、先日装着すると、デカすぎて嫌だとクレーム。本当に元気になったなぁ…。また退院が延びました。
退院が延びて、さぞイラついているかと思いきや、結構満喫しているとの義父の話…。やばい。退院したら、女王になってしまうのでは…と不安が横切る…。
退院はいつになるのか…。元の生活に戻ることができるのか。
最近まで、おじや私の父の介護に携わっていて、二人が他界したあとは少しは平穏な日常が訪れるかな…と思っていたのですが、なんともいやはや…。
おわり。