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題名からお察しとは思いますが、汚い表現が生々しく記されているので、食事中やシモの話が苦手な方は、お読みにならないでください。

とくに今回は、もらった書類の中に便の写真があります。要注意。

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先生はおもむろに傍らにあったピンク色のB5サイズの紙を取り出し、私に見えるように丁寧に絵などを描きながら説明。

 

※実際の紙です。

 

本当に丁寧な先生なんだなぁと思ったのは、かつて亡きおじの主治医の説明画を思い出したからです。(↓コレ)

 

※腎瘻の手術のときの説明画。ここには字がないのですが、とにかく殴り書きで汚かった!知人の主治医の先生も「字が雑で汚かった…」とおっしゃっていたので、勝手にお医者様はザザザッと書いてしまう性なのかと思い込んでいました。ごめんなさい。

 

 

 

先生「まず、おそらく皆さんインターネットなどでいろいろ事前にお調べになるので、ある程度のことはご存知とは思いますが…」

 

私「ギクッ!」

 

…やっぱり多いようですね…。以前、近所の内科の先生が

「インターネットで聞きかじった知識を私ども(医師)にご講釈くださるんですが、とても迷惑ですね」

とボヤいていました…。なので私は、医者にかかるときはなるべくトボけて素直に聞くようにしています。

 

先生は、まず私が確実に痔瘻に進行していることを伝えました。

ただ、机に置かれたTクリニックのT先生の紹介状には「Ⅲ型?」と書かれていて、T先生にも「あなたはおそらくⅢ型ですね」とハッキリ言われたのに対し、TMOK先生は「そこまで複雑化してないように思えます」との事。

 

二人の先生の所見にやや隔たりがあるのは、T先生はパンパンに腫れた膿瘍を実際に見て切開したのに対し、TMOK先生がご覧になったものは、排膿後、常にダラダラ出続けてるためにしぼんだ状態の二次孔なのだからかもしれません。

 

その後、イボ痔を例に挙げ、

イボ痔は痛くなければ手術してもしなくてもいい的な見解であるのに対し、

痔瘻は痛かろうが痛くなかろうが、絶対の手術適応だというお話。

T先生もおっしゃていましたが、放置すると複雑化、がん化の恐れがあるため。

 

次に、直腸を肛門鏡で見た限りは問題なさそうなのですが、大腸にもし何か病変(がん細胞など)があった場合、せっかく痔瘻の手術をしても、上流の病変が下流に移って、また直腸や肛門の手術をする羽目になってしまう…だから、大腸内視鏡検査というものが、痔瘻の手術前に不可欠なのです、という話。

 

あと、触診や肛門鏡だけでは、痔瘻の通り道が実際どこを通っているのかが分からず、唯一の手段がMRI検査だという話。

 

これらを含めて、手術前に「大腸内視鏡検査」と「MRI検査」が必要なのですがよろしいですか、という内容でした。

 

すべてに同意すると、先生は胸ポケットから白いPHSを取り出し、放射線科につなぎ、予約をとっていました。この先生の素晴らしいところは、とにかく患者への配慮が行き届いていること。私が自営で定休日が火曜日なので、なるべく火曜日がいいんですが…と言うと、

 

「この患者さんはお仕事の関係で、火曜日がいいのですが、いかがでしょうか」

 

とキチンと言ってくれました。…感・動…☆ だいたい総合病院の先生は患者の都合なんてお構いなしなのに。(義母の入院先のS医療センターなんてモロにそう)

 

2週間後と3週間後ですが、火曜日に両検査を入れることができました。

22日火曜にMRI検査、29日火曜に大腸内視鏡検査。

MRI検査は、時間に直接放射線科に行って、撮って会計して帰るだけ。

大腸内視鏡検査は、診察もするようです。水・金しか居ないという先生だけど、火曜に来てくださるのかしら。あ、外来が休みなだけで、病院にはいらっしゃるのかも。

 

予約を取り終えたら、「あとは担当の看護師さんからご説明を受けてください。ありがとうございました。」と、また深々とおじぎをされてしまいました。病院で「ありがとうございました。」と言われるのは生まれて初めて…。いろいろ新鮮でした。

 

それから少し待ち、看護師さんに呼ばれて、診察室とは違う部屋に通されました。

机の上には、こんなものがズラーッと置いてありました。

 

※写真は自宅に戻ってからのもの。

 

まず、「検査前日の朝から食べるセット」検査食『クリアスルー』。

なにげに「キユーピー製」(笑)!

そして、ネーミングセンスが小林製薬みたい(笑)

「大腸をスルーしてクリアにする」ってことですよね!

ちなみに、ネットで見てみたら、ほかにも2種類くらい味があるようです。

 

つぎに、検査食をいただいた夜に飲む一つ目の下剤『ピコスルファートナトリウム』。

夜8時に、300mlの水に薄めて飲むそうです。

「下剤」の字が…なんか怖い。

 

そして、大腸内視鏡検査の先輩方がよく口にする「2リットルの下剤」

『ムーベン』!

またまた素晴らしいネーミングセンス!!

便が無くなる→無便→「ムーベン」

フタがコップになっていて、希釈も簡単ですね。ありがたいです。

 

以下は書類です。

 

※大腸内視鏡検査同意書のコピーは看護師さんがとりました。(ナナメなのは私のせいではありません・・・)

しかし、ロクに読んでもいないのに、同意書にサインを求められました…。少しは目を通す時間が欲しい…。

 

ムーベンの説明書。

※便の写真があります。要注意。

 

うおお…ここまで透明になるんだ。。。こわっ!

 

あとは、MRI検査の問診票。表と裏あります。

裏面、やけに気合が入った感じです。手作りだけど、こういうのを作るのが好きな方が作成したんだろうなぁ…。

 

ざっと説明をいただき、12:30くらいに病院を出ました。やはり大きな病院は、2時間はかかるようです…。

 

ちょっと緊張しますが、ワクワクもしています。

頑張りまーす。