こんばんは、ご無沙汰しております。
しばらく更新の途絶えていた、おじの直腸がんについての、前回のつづきです。

おじは、救急搬送された翌日にはもう意識があり、内科病棟の病室(二人部屋)で寝ていました。
病院への文句をブツブツ言っていたので、
あまり大したことがなかったのかな、と一瞬思ったのですが、


生体情報モニターが身体に繋がり、
(心電図とか脈拍、心拍などを測ってピッピッとグラフで表示するアレ)



酸素マスクをし、



真っ赤に染まった尿の入った採尿バッグがベッドからぶら下っていました。



…思った以上に、容態は芳しくないのかな…と誰もが悟りました。

それら以外に、頸動脈からも点滴が打たれていました。
「ワイスタール」(体内の菌を殺す抗菌剤)という点滴が2本、
「リプラス3号輸液」(電解質補給・エネルギー摂取・ブドウ糖摂取)という、大きな袋の点滴が1本。

便から菌(通常検出されないような、危険な菌だそう)が出ているらしく、
その菌が出なくなるまでは絶食を課せられました。


そして、救急搬送から4日後、泌尿器科と外科の担当医から容態について話があると連絡が。

そこへは義母(夫の実母、おじの実姉。われわれ夫婦と同居)が、立会うことに。
(わたしたちは自営の店を休めないため)

夕方、一緒に立会ってくれた義父(義母の夫)から電話が。

直腸膀胱瘻(ちょくちょうぼうこうろう)といって、直腸と尿管が癒着し、
 癒着したところに穴が開き、ふたつがつながってしまっている。
 だから、尿管に便の菌が大量に混入し、現在も尿から菌が出続けているらしい。
 
 院内感染を防ぐため、さっき個室に移動になった。
 あと、その癒着部分に腫瘍らしきものが見つかった。
 それを外科手術で取り除くかどうかは、今後の検査や体力しだい。
 いまは体力がなさすぎて、開腹手術をすると確実に死んでしまうらしい。」

との事。

じゃあ、お腹の中は大腸菌とか、それ以上に危ない菌にまみれているのか…
想像するだけで恐ろしい…。

あのとき、お腹が本当にヤバかったのだな…と思うと、なんだか切なくなりました。


つづく。