こんにちは、田中リサですニコニコ
今回は芥川賞チャレンジ、第十二弾

モブ・ノリオ 介護入門


について感想書いていきたいと思います。


では、

ネタバレあらすじ

からどうぞ。



主人公はマリファナや大麻のこと以外興味がなかった30手前の無職。

現在、祖母の介護をしながら音楽を作っている。


痴呆の祖母が徘徊癖が元で転び、下半身不随となった祖母の介護を主人公も始めてから家庭が以前より穏やかになったと感じている。

それ以前は痴呆の祖母の世話を母一人に押し付けてその苦労も分からずいた。

彼が介護を経験し、感じた苦しさや悲しみやその中での喜びが描かれている。



全体的にヒップホップ調の文になるのが特徴。

自らやろうと決めた介護でも永遠に続くのかと思うほどの負担を引き受けることになる、そんな介護者の苦悩が伝わってきました。



ヘルパーでも信用ならず、常に神経を尖らせ、家族である祖母に命があることを喜ぶ気持ち


介護をしようとしない親戚にはたまのお見舞いに来たときに祖母が泣いていることを責められ、その何倍も自分と母は祖母と過ごし、いろんな顔を見ていると心の中で毒づく気持ち


介護者のいろんな感情が波となって心の中に雪崩れ込んできました。


介護の経験のある方なら分かると涙することもあるのではないでしょうかえーん