こんにちは口笛
田中リサです。

芥川賞チャレンジ、第九弾

吉村萬壱 ハリガネムシ


について感想を書いていきたいと思います。



以下、ネタバレあらすじですアセアセ


主人公の中岡慎一は25歳、高校の倫理教師。

なんとなく立ち寄ったソープでサチコに出会い、彼女に振り回され、堕ちていく日々が始まる。


ハリガネムシとは人間の体を思うがままにしたいという主人公の隠れた欲望から。


クライマックスで主人公は工事現場でサチコをロープでグルグル巻きにし、サディズムにことにおよぶが、若者の集団が突然現れ、2人は暴力に遭う。


その後、2度と会わないつもりが、サチコが訪ねてきて、主人公を殺そうとし、結局主人公を殺せなかった。



人間の隠された暴力があらわになって堕ちていく話でした。


ハリガネムシの意図はわかったけれど、倫理教師の設定を生かし切れておらず、すぐ暴力と性欲に支配されすぎじゃないかと思いました。


もともと暴力的なのがサチコの存在によって暴かれたのか。謎ですね。


暴力的すぎる描写の連続で私は読むのが辛かったですガーン


読むのはあまりお勧めできません滝汗