大地震から3日。
少しずつ明らかになる甚大な被害にずっと心が痛み震え続けています。
父が防災監だったことがあり、今でも地震についての講演をボランティアで行っていました。
大きな海溝型地震がいつ起きてもおかしくないといつも語っていましたが、
その父も「あまりの規模に愕然としている」と話していました。
震源地付近の地域とは比較になりませんが、
東京も震度5.5、そしてビルの30階にあるクリニックは大きく揺れました。
この日はたくさんの患者さんがおられ、
地震に加え、高所恐怖症の方たちはパニック状態になっておられました。
その際に、クリニックのスタッフ達は、
皆自分本位に行動せず、敏腕看護師長さんを筆頭にテキパキと協力しながら動きました。
ホテルのエレベーターが止まりっぱなしだったので、
結局足の悪い高齢の患者さん3人と、足がなくて帰れないスタッフがクリニックで過ごしました。
高所恐怖症のスタッフは30階にいるのが怖いと目の前の都庁の1階フロアで過ごしていたようです。
時に大きな余震があったりする中、
スタッフ同士助け合い、そして皆、高齢な患者さんが快適に過ごせるように気を配りながら眠れぬ夜を過ごしました。
こんな非常時におかしいですが、そこにいることに大変な温かさを感じ、本当に安心できました。
普段からとても心温かく思いやりがあるスタッフ達ですが、
今回、本当に素晴らしいチームだと実感しました。
この国難とも言える大きな地震の中、私にとっては大きな救いとなりました。
本当にみんなありがとう。
それから、すみません。
健康記事を書くような気持ちにはとてもなれず、数日は通常の記事を書いておりませんでした。
人間が考えた医学や栄養学は、自然の猛威を前にとても小さな存在だと思い知らされたようです。
改めて、お亡くなりになった方々のご冥福を心よりお祈り致しております。
そして、ご家族を亡くされた方々の心が少しでも平安となりますことを切に願っております。
今後、天災だけではなく、人間が作った原発による人災が大きく拡がる可能性もあります。
また、震源地の違う地震が誘発されていますが、それがドミノ式に起こる可能性も否定はできません。
今、日本全体が危機にさらされていると言っても過言ではありません。
こんな時だからこそ、私たちは手を取り合って助け合えたらと思います。
世界中が支援を表明してくれていることにも感謝します。
一人でも多くの方が救われ、一つでも多くの笑顔が戻りますように。