運動と脳機能の嬉しい関係 の記事の続きで、
今日は脳機能を高めるには何分程度のどんな運動が必要なのか!?
ということをお話しします。
まず、強度の高い運動はストレスホルモン・コルチゾール
を高めて活性酸素を増やす為、脳を老化させる元になると考えられます。
海馬の中の脳神経を増やす栄養因子(BDNF)は
高強度の運動では増えず、
逆に低強度・中強度の運動で増えることが確認されています。
脳の為には、低~中強度
(例:ウォーキング~軽く息が上がる程度のランニング)
が最適と言えるでしょう
それでは、時間はどのくらい続ければいいのでしょうか?
あまりに長時間の運動は、
脱水や低血糖という体内のストレス環境を招き、脳にとってもダメージを与えることになります。
活性酸素や乳酸も増えやすく、身体をいじめていることに繋がります。
この点では、フルマラソンは長すぎると言えるでしょう。
マラソン選手の平均寿命も実は一般の人より短いのです
たった10分間の中程度の運動を若年者・高齢者に実施してもらった後、
ある課題を行う実験をしたところ
↓↓↓
安静時と比較して
運動後の課題中には前頭前野の血流が増加し、
課題解決能力が高まったことが報告されています
これを踏まえると
一度に長時間の運動を我慢してするよりも、
10分程度の軽い~少し意気が上がる程度の運動を
習慣的に行う方が効果的と言えそうです
運動する暇がない・・・という方にとっても朗報です
通勤時間や合間の時間にちょっと背筋を伸ばして速足で歩いてみてください
脳のアンチエイジングは日常生活からですよ