初おとまり


カレは、都内で学生をしていた


一人暮らしのカレとワタシ

おままごとみたいな恋愛だった


カレから合鍵をもらい、

よくご飯を作りにいった


一緒に外食にも出かけた

あまり奢ってくれるタイプではなく

いつもワリカンだったけど

それでも十分だった


つきあって初めての夏

彼の実家に泊まりにいった


片道1時間半で大学まで通える距離

それなのに一人暮らしを許すカレの親

カレの実家は果実園を営んでいた


果実園の中に一軒家

それがカレの実家だった


カレの家族に紹介され

カレの実家に泊まったその日も

蚊帳がはってある中でカレに抱かれた


相変わらずほぼ前戯のないカレ


でも、正常位でカレに突かれるたびに

ワタシは声をあげた


カレの家族に聞こえるかもしれない

そんな妄想が、余計にワタシを興奮させた