どうなる遺伝子組換え食品。 | りさくわ日記 Ⅱ

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桑原りさのOfficial Blog

こんばんは

今日は、オーガニックセラピストでもある私が今気になっていることをシェアします。

先日、アメリカ食品医薬品局(FDA)が、食用の鮭の遺伝子組換えの流通を許可しました。

これは、植物以外では世界で初めてのこと。


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アメリカでは、遺伝子組み換え食品の表示義務がないのですが、パッケージに”NO GMO(非遺伝子組換え)”と書かれているものをよく見かけます。

黄色の丸いマークが、NON GMO CORN(遺伝子組換えでないコーン)の表示。

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なぜ表示されているかというと、それはアメリカでは例えば大豆、とうもろこしはほとんどが遺伝子組み換えされているため、それを避けたい消費者へのアピールポイントとなるから。

となると、逆にNO GMOマークがない大豆、とうもろこしは、恐らく遺伝子組換えの可能性が高いということになります




では、日本はどうでしょう?

日本では遺伝子組換えの商業農業は禁止されていますが、遺伝子組み換えの大豆やとうもろこしや菜種が大量に輸入されてます

しかし遺伝子組換えをされた原材料が食品の総重量の5%まで、もしくは重量で上位3位までのものは、遺伝子組み換えの表示義務があります。

しかし醤油や油は例外です。

なぜなら、加工の段階で遺伝子組換えされたものが、失われているからとのこと。

でも非遺伝子組換え食品の場合、企業がこうして自主的に表示していたりします。

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さらに、牛や豚などの飼料に遺伝子組み換えのとうもろこしなどが使われているのですが、エサとなると、食品パッケージからは全くわかりません

きっと知らない間にたくさんの遺伝子組み換え食品が私たちの身体の中に入ってきていることでしょう。。。





さて、ここで問題なのは、「遺伝子組み換えは身体に悪いのか?」ということ。

答えは、「わかりません」。

そう、まだはっきりしたエビデンスが無いのです。

遺伝子組み換え飼料を与えられたラットが癌になりやすかったり、早死にしたという研究データもありますが、そのデータを疑う研究者もいます。

つまり、今はまだグレー。

しかし、もしかしたら数十年後、体内に蓄積してしまった遺伝子組み換え食品の成分が、数十年後に私たちの身体を蝕んでしまう危険性もゼロではありません。

オーガニックセラピストの私個人的には、遺伝子組換えは避けたい!というのが本音ですし、日頃から必死で避けています

 
 
そういえば、こんなおもしろい話がありました。

かつて飢えに苦しむジンバブエに、アメリカが食糧を寄付しようとしたところ、「遺伝子組換えのコーンや大豆はいらない」とジンバブエ政府が断ったんだそう。

遺伝子組換え植物がジンバブエに入り込むと、際限なく広がってしまう可能性を危惧したのでしょうが、こんなピンチの状況でも遺伝子組換え食品にNOをつきつけたというのもすごい話ですよね。




日本は遺伝子組み換えの表示義務が今のところ一応ありますが、TPPが発効したらどうなるのでしょうね

遺伝子組み換えの表示がないものしか輸入できません、となると「非関税障壁だ!」と言割れてルールの変更を迫られたりすることもあるかもしれません

もしくは、自主的に「輸入品に関する遺伝子組み換えの表示義務は例外で」となる可能性もあるかもしれません

そんなこんなで、遺伝子組換えに対する議論は決着していませんので、今後も注視していきたいと思っています。

私の願いは、私たち消費者に選択の余地が与えられ続けること。

そして、私たちってそんなのを知らずに食べつづけてきてたの!!??

って、いうことがないよう、みなさんに広く情報が届くこと。

微力ですが、チビチビと今後も発信していきたいと思います

ながーい話にお付き合い頂きありがとうございました!


はばぐっなーい!

PS 贅沢マロングラッセを頂き、テンションUP!疲れが吹き飛びました✨


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