政治とも時事とも関係ない、化粧品等のレビューを書いたり見るアプリのお話。


LIPSのサービス開始とほぼ同時に使い始めたはず。
当時高校1,2年。その頃はTwitterの「美容垢」に勉学により勤しんでいた記憶がある…。


とりあえず、結論から言うと、
「使いたくないけど、使わずにはいられない」
使いたくない理由は、運営が嫌いだから。
使わないといられない理由は、母数が多いから役に立つレビューもそれなりにあって非常に参考になるから。



LIPSが嫌いになった決定打は運営から警告が来た時のことだ。

「プレゼント」欄でアンケートに答えたところ、モニター当選したので、真面目に丁寧にレビューを書いた。
ちなみにビタミンC配合を推した医薬部外品。
「背中ニキビへの効果の期待」や「乾燥によるくすみが気になる部位に使おうと思う」と書いたのがLIPS事務局曰く、薬機法アウトだったらしい。

その商品は、メーカーがニキビへの効果を謳っていた。また、パッケージに「美白(シミソバカスへの〜という注意文付き)」と言う言葉も含まれていて、私が「美白=肌色が明るくなる=くすみ対策」と捉えたと勘違いしたのだろうか。私だって薬機法は趣味と趣味の交点だからちゃんと理解していたつもりだ。


それで、気が弱いので思ってもいない謝罪も含めつつやんわりと反論したところ、マナーも無いような文体で「ダメだからダメなの!」というような論点の定まらないお返事を頂いたのだ。

理解不能である。今まで個人の都合でネット通販で返品する時ですらもっと丁寧な対応をしてもらっていたのでなんだか腹が立ってしまった。



これだけだったらここまで嫌いになっていないはず。


「永久脱毛効果」を謳った中学生のスキンケアの投稿に私が通報した時は何も起こらなかった。
剃毛後にタオルで温めたり冷やしたりして、アロエジェルで保湿することで永久脱毛効果を謳うことこそ薬機法違反では無いのだろうか。
なんなら、薄毛対策や脱毛症の方に効果がありそうだが…。
こんな投稿に何万人と「いいね」や「クリップ」をしている時点で民度が高いとは言えない。沢山素敵な人も居るのだが。


毎日来る通知には、サムネ詐欺、著作権法違反のバズった投稿も掲載されている。事務所でミスリードさせるようなタイトルまで付けてある。
大人気ない。


数年前にTwitterでバズった投稿の丸パクリのような投稿もバズる。
バズった投稿を真似たスキンケアやメイクがバズることの繰り返しなので、流行が進化しないため、数年遅れなのである。



そもそも、バズるために規約違反のはずの誇張表現をした投稿ばっかりバズって収益になるのがおかしい。
一つ化粧品を変えたから即日肌が綺麗になる、そんな話そうそうない。しかもそんな投稿で埋め尽くされた人たちがフォロワーが沢山居て、収益を貰っている。
1週間に何個も人生を変えるようなコスメに出会うことがあるのだろうか。


真面目に、誇張抜きで化粧品のレビューを書いたって十代の美容に興味持ち始めたばかりの読み手はつまらないのだろう、評価されにくい。


だから「顔面完璧女と言われた」「学年1可愛いと言われる私のスクールメイク」なんて投稿ばっかり急上昇。しかもサムネイルは著名人の物を無断転載。
そもそも学年1可愛い子がメイクしたらより可愛くなるなんて当たり前。普通の人が薄化粧したって学年1にはなれない。

お世辞の常套句を本気にした承認欲求の強い女の子たちの住処と化している。

どれも誇張しているのだろうなと理解したうえでレビューを見ている。



最近、新機能が追加された。
商品一つ一つの評価の計算のシステムの変更だ。
高評価をつけがちな人の評価は低めに、低評価をつけがちな人の評価は高めに計算されるらしい。

あまりにも頭が悪くてビックリした。

フォロワーを増やすために毎日投稿をして、身の回りの化粧品を全部投稿する人もいれば、
自分みたいにたまに良いものに出会ったときにだけ投稿をする人もいるし、逆に肌に合わなかったからといって敏感肌の仲間の為に投稿する人もいる。

一律にニーズを措定して仕組みを大幅に変えるのは間違いだ。

こんな単純なことも運営側が気が付かないなんて。