ピーポーピーポー・・・・

㋳梓「大丈夫だよ。梓」

澄「梓先輩!」

㋳梓「澄、梓は大丈夫・・・だと・・・・思う」

澄「・・・」

㋳梓「とりあえず、病室行くか」

澄「はい」

タッタッタッタッタッタッタッタッタ・・・・・・・・・・・・・

㋳梓「梓!」

澄「姉貴!」

㋨梓「梓君!?澄!?痛たたたたたたたたたたたた」

㋳梓「無理するなよ」

澄「そうだよ」

㋨梓「ごめんごめん。明後日退院だから」

㋳梓「そうか」

澄「良かった」

㋨梓「今日はもう帰っていいよ」

㋳梓「そうか、明日も来るからな」

澄「俺はここに残るから」

㋨梓「そう、ありがと」

㋳梓「じゃあな」

澄「姉貴、梓先輩とはどうなった?」

㋨梓「どうなったって言われても・・・」

澄「照れてる、ってことは・・・付き合ってるんだ」

㋨梓「まぁ・・・」

澄「良かったじゃん」

㋨梓「ありがと。今日はもう寝るね」

澄「おやすみ」

ZZZZZZZZZZZZZZZZZZ・・・・・・

澄「おはよ・・・」

㋨梓「く、苦しいはぁはぁ先生呼んではぁはぁ」

澄「わっ分かった」

㋨梓「お願い」

タッタッタッタッタ・・・

澄「先生、先生」

先生「どうした」

澄「姉貴が姉貴が」

先生「今すぐ行くから部屋で待ってなさい」

澄「はい。そうだ、梓先輩にも伝えなきゃ」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

先生「梓さん、梓さん大丈夫ですよ、落ち着いてください。ゆっくり吸ってはいて吸ってはいて」

看護師「梓さん栗山 梓さんが来てますよ」

㋳梓「梓、大丈夫か」

㋨梓「うん、大丈夫、ありがと」

㋳梓「そうか、良かった」

澄「姉貴、学校行っていい?」

㋨梓「うん」

澄「行ってきます」

㋨梓「行ってらっしゃい」

先生「退院は延長ですね」

㋨梓「どのくらいですか?」

先生「退院は来週ですね」

㋨梓「そうですか」

先生「早く退院したいなら、安静にしていてください」

㋨梓「はい」

先生「それでは、失礼します」

看護師「失礼します」

㋳梓「今日は、学校行かないで梓の隣にいるから」

㋨梓「ありがと」

㋳梓「おう」

プルルルルルルルルルルルルル・・・・

㋳梓「電話だ、もしもし」

???「もしもし、栗山 波さんのお兄さんでしょうか?」

㋳梓「はい、そうですが、どなたですか?」

???「警察です」

㋳梓「警察!?」

警察「はい、波さんがコンビニで万引きをしまして。そのコンビニから連絡がありまして」

㋳梓「波はそんなことはしないです。何かの間違いです」

警察「しかし、防犯カメラにしっかりと証拠が」

㋳梓「分かりました、それでは・・・」

ぷつっ

㋨梓「どうしたの?」

㋳梓「波が万引きしたって・・・」

㋨梓「波ちゃんが!?、ウソでしょ?」

㋳梓「いや、証拠があるらしい・・・」

㋨梓「そう、行ってくれば?」

㋳梓「でも・・・」

栗山 梓はいったいどうする!?