オーストラリアで病院に行くとなると、緊急性のない場合は

まずGenral Practitioner (GP)での診断。その後、必要があれば専門性の高い

Specialistへ行く、という流れが一般的。

 

今回は、前の投稿で触れた救急病院でのお話です。

 

先週火曜日、喉の炎症が耳から肩、肺まで広がり、水を一口飲んだときに

気道が徐々に閉じていくような感覚を覚え、呼吸もうまくできず、

ものすごい恐怖を感じました。

 

ただ、000で救急車を呼ぶほどではなかったので、

ホストマザーと彼と、車でローカルの病院にいくことに。

 

今、病院はどこも予約制で、電話聞いたとき、診察の順番を繰り上げることは

できないとのことでしたが、呼吸がうまくできないと伝えると

すぐに診察してもらえることに。

 

GPではなく、ナースの問診で色々質問に答えていくうち、

吐き気を感じ、血中酸素濃度が90を切り、85あたりまで

下がると、手足が痺れ、呼吸もかなり乱れました。

 

GPが2人駆けつけ、ここではどうしようもできないので

救急病院に行った方がいい、との結論に。

 

救急車を呼ぶと300ドルかかると言われ、

それはさすがにノー。笑 

一応多少の会話と歩行はできたので。

 

車で10分の距離にパブリックの救急病院があったので、

彼に付き添われ、タクシーに乗り込みました。

 

 

 

病院で衝撃だったのが、診察をうける前に料金の前払いを

請求されたこと。笑笑 

私、息絶え絶えなんですけど!!!!!

 

合計388ドルなり〜。

 

ちなみにMedicareを持っていると治療費は無料らしいです。

私はOSHC(Oversea Student Health Cover)という、留学生は加入必須の

保険に入っているのですが、救急病院ではカバーされないようです。

留学生の皆様、どうか体調にはお気をつけください。

 

また、外国人だからか、パスポートを持っていないかと聞かれました。

そこまで頭が回るはずもなく、なかったですが、とりあえずOKとのこと。

 

病院の診察では、インターン風の医師と、スーパーバイザーの医師と

ペア×3組に問診されることに。

 

初めのペアは、問診に全く関係のない

プライベートな会話をしつつ、その隙間時間に

私の症状を見てやっている、という印象。

 

お医者さんよ、真面目に仕事してくれ。。。

 

聴診器で肺の音を確認する時も、

厚手の服を2枚着た上からで、

息をもっと吸って、吐いて〜(音が聞こえていない)と指示されたけれども、

普通、薄着の上からの聴診じゃない?笑笑 

 

でも意識が朦朧としていて、指摘する気もおきず。笑

 

喉の腫れがひどすぎてツバを飲み込むのにも激痛が走っていて、

熱もあったので、2組目の医者に解熱剤2種類と吐き気どめ、局部麻酔のピンクのどろっとした液体を

その場で出されました。

次の部屋で血液検査とCOVID検査してね〜と言われ、また待機。

 

数時間後には少し楽になり、

3組目のラスボス的なお医者さんペアが下した診断はUpper Respiratory Tract Infection。

 

ちょっとこじらせた風邪のせいで71ドル(GP)& 388ドル(救急病院)だなんて。。。チーン

 

さて待つこと2時間、3組目の若手のお医者さん&上司は

きっちりとcase takingをしてくれました。

若手の方は、上司case takingのプレゼンテーションをしていて、

あ、これ、私が来学期からstudent clinicでスーパーバイザーに

報告するやつだ!と興味津々で聞き耳を立てられるほど

私の状態は良くなっていました。

 

ただ、お医者さん間の連携はあまりうまく取れていないようで、

結局血液検査はせずに終了。笑

 

そして、Antibioticsと薬局で売っている解熱剤を処方され、お家へ帰宅し、

ベットへ倒れ込む私。

 

数日間はひたすら寝て、水分補給。

 

ベットから起き上がるだけで肺の痛みがあったので心配していたのですが、

ヘルスフードショップの同僚に勧められた

ビタミンCとNACパウダーのおかげでかなり回復が早かったです。

 

 

今回の経験で、

オーストラリアの医療の高さをひしひしと感じました。

OSHCは救急病院をカバーしてくれないので、Medicareを持っていない留学生は

請求されるであろう金額に、心の準備をしておいてください。

また、身分を証明できるパスポート等があるとスムーズに受付できると思います。

 

皆様、できる限り救急病院に行くことがないように

体調管理とストレス管理にお気をつけください!