病院では、母は車椅子にシートベルトみたいなヒモで身体を固定されていたが、基本拘束をしない施設に10日前に移り、数日前立ち上がりすべって転んだ。病院に連れて行かれレントゲンを撮られたが、幸い何の怪我もなく、本人も「立った自分が悪い」としきりに反省していたけれど、今日私が見ている前で、漢字のふりがなテストをしている途中にまた立ちあがった。。。即行坐らせたので職員さん含め、皆でホッ・・・
 
未だに、「買い物に行かれなくて食べるものが何にもないから、パン買ってきて」とか(食事をしたのを忘れている)、自分のいる所がどこだかわからず、2ヶ月入院していたことも覚えていない。でもちゃんと会話がなりたつ事も多い。
 
実家に着るものを取りに行ったり、郵便物の整理をしに行ったりしているうちに気がついたのは、同じものをものすごい数、ストックしてあること。これが戦時中を生きた人の性分なのか、それとも認知症の症状なのかもわからない。
 
悩ましいのは本当にせん妄でいつか治っていくのか、それとも認知症が根底にあるせん妄だったのか・・・専門医にみせるしか手はない。
 
頭が治ってくれれば、杖ではなくハッピーカーでしか歩けなくても自宅に帰ることができるかもしれない。でも認知症だとすれば無理。
どちらにしても夫にいろいろ助けてもらっている障害者の私が、「母もお願い」と彼に頼めるはずもなく・・・引き取るのは難しい。
 
老健にいる3ヶ月の間に何らかの判断をしなくては・・・あせる