for an | Lisa Halimのブログ「そんなにいそいでどこ行くの♪」by アメブロ

for an

今年の始め、
友達に「あけましておめでとう」
のメールをしたところ
「おめでとう!ただ…」と
10万人に1人の病気になってしまった
と返信が来ました。

その友達は、
私が生まれて初めてバイトをした
イタリアンレストランの店長。

13歳から歌手になりたかった私は
18歳になっていました。
もう自分のプランの中では
華々しくデビュー
しているはずだったのに
なかなか夢が掴めず。
バイトでもしてみよう…
と選んだ店の店長。

その時の私は、
自分も信じられなくなっていたし
夢をあきらめそうになっていました。

そんな時、
彼は私の歌を聴き
店で顔を合わすたび
私の歌を褒めてくれました。

「こんなところで
バイトしてる場合じゃないよ」
「音楽関係で知ってる人がいるから
聴いてもらってみていい?」
と紹介してもらったのが、
いま所属している事務所。

彼のおかげで
私のアルバイトは
最初で最後になりました。
彼のおかげで、
私はいま、音楽を出来ています。

1月に入院し、
何度も会いに行って
何度も励まそうとしたけど
兄のように、
生意気ばかり言ってきたので
いつも通りにしか話せなかった。

そんな中で
「俺に歌書いてよ」
と言われました。

何年も前から言われつづけた言葉。
いつも、
「やだよ」
そう返してた。

そう言う私に
「なんでだよー!」
っていつも笑う彼。

そして今回も
「やだよ」って言ったんだけど。
今回は「なんでもいいから」
って。
本当に本当に
今回は作って欲しいんだ。
って伝わってきて…

その歌を
今月13日のライブで
歌おうと思う。

3月に「作ってるよ」
って言ったら
「早く聞かせて!」って。

4月に
「5月のライブで歌うよ」
って言ったら、

「それまで頑張って生きる」
って。



私が歌を作ったのは、
彼の最後の願いを叶えたいとか
そんなんじゃない。
最後だって思ってない。



私は、
0.000000001%だとしても
奇跡を信じたい。



でも、
いまの彼には
そんなこと言えなかったし、
これからも言葉では言えない。


だから、
歌で言おうと思う。


生きて欲しい。


誰に何を言われても
信じたい。

photo:01



13日メンバー
Guiter イッフィー
percussion Nona*
Base Goh"Lo-Fi"