ひとつ

ひとつがひとつと重なって
ふたつだったものが
ひとつになったら
“ひとつ”
というのか。
そこに少しでも
線が入ってたら
“ひとつ”と言わないのか。
いろんな場合がある。
“ひとつ”と言えても、
またふたつになる場合もある。
ひとつでいろんな道をいき、
また“ひとつ”になる場合もある。
理想は、
ふたつだったものが
“ひとつ”で落ちること。
でもだいたいは、
ひとつで落ちる。
うん。
難しい。
問題は、
ひとつとひとつが重なって
“ひとつ”
と言うことで、
ややこしい。
何が言いたいかと言うと
ひとつで落ちようと
“ひとつ”で落ちようと
人の考える理想は様々で
行き着く先は、
誰にもわからない。
必ずしも
“ひとつ”がいいというわけではない。
世界には
たくさんの事情がある。
と、
青いお猿さんは言いました。

ウキー。