『トリアングル』:俵万智
主人公は33歳のフリーライターの薫里。
12歳年上、つまり45歳の妻子あるMというカメラマンの男性と付き合っている。
そして7歳年下、26歳の圭ちゃんというフリーターの男の子とも出会い、付き合うようになる・・・。
というお話![]()
この本は何だかいろいろなことを考えさせられた![]()
恋愛のこと、結婚のこと、出産のこと・・・。
女の人が考えることや感じることを、ものすごく素直に正直に描いてある気がしました
(わかるわかる~!)(なるほど・・・)(そうなんだよね~・・・)などと思うところがいっぱいあった![]()
例えば、『付き合う』って何だろう
とか。
改めて考えるとよくわからなくなってくる![]()
共感する言葉、気になる言葉、心に残る言葉もたくさんあったので書いておこうと思います![]()
何でもないことのようだけれど、こういう呼びかたというのは、案外重要だ。どう呼ぶかということや、いつ変化するのかということ。そのときの、とっさの反応というのは、理屈抜きに自分の感情を反映している。
三回食事をするより、一回お酒を飲むほうが、その人のことがよくわかる。そして三回お酒を飲むより、一回旅をするほうが、さらにその人となりが見えてくる・・・。
旅は非日常、という言い方もあるけれど、ある意味では日常が凝縮して詰まっているようなところがある。旅に出たって、人は食事をするし、睡眠もとる。人と話すし、買い物もする。時間が限られているぶん、何を優先させるかには、案外その人の人となりが反映する。
幸不幸というのは主観の問題でしょ、というのが私の反論だ。
考えてみると、昼食や夕食をともにする友人は、男女を問わずたくさんいる。けれど朝食というのは、めったにない。それはやはり特別なことなのだ、と思う。
時間というのは、勝手にあまったりするものではない。それは、意志の力で生み出すものだ―ということを、あらためて思った。隙間のような時間でも、彼に会いに行くエネルギーならある。
食べることや寝ることをともに楽しみ、その時間を分かち合える人をこそ、恋人というのだ―。
誰かに何かを相談するときというのは、実はたいてい結論は出ている。
作者の俵万智さんは、短歌を詠む歌人
確か中学生のとき、国語で短歌を詠む授業があって、そのときに初めて知った気がします![]()
俵さんの短歌は、恋愛のことなど現代風な短歌ばかりで、すごく興味深かった
今でも覚えているのが
『この味がいいねと君が言ったから七月六日はサラダ記念日』
という短歌
このお話は、俵さんの初めての小説だということだけど、お話の合間にも短歌が出てきておもしろいな~と思いました![]()